内容説明
大きく変わった人身事故の処理、ICカードの導入、大震災のとき、鉄道は?駅の治安維持の現状…、この10年で一変した鉄道のリアルを大暴露!ベストセラー『鉄道員裏物語』の著者が描く鉄道の今。
目次
第1章 鉄道修羅場の事件簿(コンプライアンス徹底で様変わりした―人身事故処理の最新事情;大災害で混乱する鉄道―東日本大震災、その時鉄道は?)
第2章 トラブルの舞台は駅の中(鉄道を悩ませる卑劣な犯罪―時代とともに変わる痴漢事件;必要なとき以外は押さないでほしい―列車非常停止ボタンのトラブル ほか)
第3章 時代と共に変わる鉄道業界(人身事故対策―自殺だけではない人身事故の真実;犯罪の増加と鉄道会社―警察OBを雇用する鉄道 ほか)
第4章 鉄道業界の職業案内(気になるお金の話―鉄道員の年収;鉄道員の就職状況―鉄道員の雇用条件と職場管理 ほか)
著者等紹介
大井良[オオイリョウ]
1971年、神奈川県出身。某大手私鉄に勤務する現役鉄道員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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てくてく
4
飛び込み自殺が発生した場合の対応、311震災の時の首都圏鉄道員の対応、サービス向上とクレームの増加、鉄道会社の経営状況など、いろいろ取り上げられており、細切れ時間に読むには適していた。2016/07/05
Yasutaka Nishimoto
3
震災時の様子や人身事故の対応など、駅員の様子がよく分かる。私鉄だからか、JRのような組合の話は出てこないが、人事、給与の話などよく分かる。もう少し、深くドロドロを期待していたが、全体的に面白く読めた。2022/02/09
華形 満
2
昨今、人身事故による遅延が激増してる気がしたので、現場の声を聞いてみたくて手にした一冊。今も昔も鉄道運営の過酷さは解る気がするが、その質が大幅に現代の鉄道員達の方が辛いのではないか? 私自身も1年ほど前に都内私鉄にて、正に人身事故の当該車両に乗り合わせ、約50分くらい車両内に缶詰にされた経験があるので、事後処理に帆走する鉄道員の苦労は痛い位に分る。そうした現場側面のみならず営業面からの考察もあり、鉄道運営の裏側について知る事が出来て参考になった。2016/06/19
kenitirokikuti
2
次の改札機について。▲紙の切符に二次元バーコードがつくと、切符も非接触型でOKになる。▲改札通過時に通過者に粉を吹きかけると、改札通過した日時情報を通過者に付着できる。いろいろ考えてるなぁ2016/06/03
Abercrombie
1
鉄道職員から見た日本の鉄道業界事情。ぜんぜん楽しそうじゃないなあ。2016/12/19