感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そふぃあ
19
1冊目のエピソードからパンチがあってびっくりした。(『悪魔の詩』サルマン・ラシュディ)最近(2020.10.19)もパリで教師が殺害される事件があって、イスラムに言及するのは本当に命懸けだ。他にも様々な本の逸話や、意外な本についても言及されていたりと面白かった。読みたいものが増えた。2020/09/13
nyanlay
10
時代時代に理由があって、発禁本にされてしまう。なんとなく聞いていたことでもこうやってまとめられると、今の時代は様々な本を手に取る事が出来て幸せだな、と。ただあとがきにあるようにこれから電子書籍が増えていくことに危惧。子供が最初に読む本が電子書籍っていうのは、やっぱり寂しい気がします。2016/02/25
nekosuke
7
この本もウラ事情があったの?、ウラ事情ってそういうことだったんだ、と発見の多い内容でした。"あらゆる書物は世に出て、人々によって吟味されるべきである"と主張する『アレオパジティカ(ジョン・ミルトン著)』が、最も読んでみたい本でした。2015/12/21
寝覚の朔
5
古今東西、様々な理由で禁書・発禁・逮捕や訴訟沙汰となった本のエピソード。比較的最近まで、ある国では禁じられていた本があったのも驚き。2019/12/02
サーフ
3
この本を読んで思ったことは昔は政府による本の検閲はどの国でもやっていたという事。今でも読み継がれている名作もその時代の価値観から規制がかけられていた事は意外だった。紹介されている本の中では「アレオパジディカ」が印象に残っている。アレオパジディカが訴えるメッセージは現代でも本だけに留まらず表現するという事に対して響くものがあると感じた。「華氏451度」と作者のあとがきはこの本を通して作者が伝えたかった事を知ることができたような気がした。2017/05/20