内容説明
天災地変に妖怪出現、庶民の流行や敵討の実態まで…江戸の庶民が夢中になった「かわら版」にはこんなことまで書かれていた!
目次
第1章 かわら版は江戸のタブロイド紙(官製ニュースから庶民のエンターテインメントへ―かわら版のはじまりは「大坂夏の陣」;金の延棒を発見・親孝行の褒美は銀貨5枚―現実を忘れる「大金転がり込み」系ニュース ほか)
第2章 江戸の日本は怪異がいっぱい(人魚・くたべ・アマビエ・そしてスカ屁―商売上手な人面妖怪たち;奥州会津怪獣の絵画―夢の合体怪獣が幼子を襲う ほか)
第3章 天災地変で大騒ぎ(明暦の大火(1657年1月18日)―発端は若い娘の怨念か 死者10万人超
浅間山噴火(1783年7月8日)―襲い来る土石流と降り注ぐ火山灰 ほか)
第4章 かわら版から読み解く江戸庶民の嗜好(娘3人が突然心中 その意外な真相は―お上ですらも手が出せない 個人が「死ぬ自由」;七代目市川團十郎 粋に死出の旅路へ―江戸の庶民が大注目 歌舞伎俳優ニュース ほか)
第5章 異国人と異国文化 そして崩れゆく幕府(黒船来航という大事件―大混乱の幕府 楽しむ庶民;蒸気機関車の模型に熱狂・アメリカ人も力士に驚愕―日米贈物合戦の結末やいかに ほか)
著者等紹介
森田健司[モリタケンジ]
1974年神戸市生まれ。京都大学経済学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間・環境学)。現在、大阪学院大学経済学部准教授。専攻は、社会思想史、日本哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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