内容説明
動くのは右手と左手の親指だけ。そんなぼくが社長です―。ホームページ制作会社設立4年目、「寝たきり社長」の奮闘記。
目次
第1章 寝たきり社長の日常(寝たきり社長の仕事道具;仙拓の相棒 松元とは?;仕事は喧嘩半分 ほか)
第2章 僕が会社を作るまで(なぜ、会社を立ち上げたのか?;余命は5年から10年;高校生は現実的に ほか)
第3章 これからの仙拓が目指すこと(念願の会社設立;周囲の反応;スタートダッシュ ほか)
著者等紹介
佐藤仙務[サトウヒサム]
1991年愛知県生まれ。愛知県立港特別支援学校高等部商業科を卒業。卒業後、1年間の準備期間を経て、19歳の時にWeb制作会社・合同会社仙拓を設立(2013年に株式会社に変更)。『働く、ということ』を出版後、寝たきり社長という一風変わったネーミングで数多くの全国メディアから注目を浴びる。現在は、日々の業務と並行して講演活動や執筆活動に奮闘中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えりこんぐ
42
社長の佐藤さんは、娘の学校の卒業生じゃんか。エェ〜!!知らんかった(°_°) 彼はとにかく行動力が素晴らしい。 自分の信じる道をつき進むのって簡単じゃないと思うのに。あと、相棒の松元さんの、クールで社長に容赦ないところ! いいコンビだわ(^.^) うちの娘はまだチビだけど、いろんな可能性があるのかな?2016/04/30
べっち
17
4.5 本屋で気になり購入しました。本当に強いなと思います。自分が佐藤さん・松本さんの立場だったら仕事しようと思うか、起業しようと思うか、おそらく仕事せず障害に甘えて親に世話してもらってたと思います。自分の甘さを改めて実感しました。「自分に責任が持てるなら、新しいことに賭けてみるべきなんじゃないかな。」なぜかこの言葉が胸に突き刺さりました。2015/12/29
かか
5
脊髄性筋萎縮症という病気で 本当の意味で働くことができない。それなら 自分で会社を立ち上げよう。ちょっと 重い内容かと思いきや そこには 普通の青年がいた。私は 親なので どうしても 親の立ち位置をみてしまうが 彼の父母は ある意味 淡々と彼の生き方を見ている。高校卒業時 就職の事でゴタゴタした時 気に病む先生に お母さんが放った一言「普通の高校生ですから」これが 印象的。 彼等の会社が 大きく成長することを願ってやまない。 ビジネス社会はバリアフリー この言葉が彼等を推し進めるだろう。2015/08/05
ソフトバンク
4
社長の仙務くんが秀でているのは意識の高さ。19歳でこのレベルに到達しているのは体が不自由な事が要因だろう。不自由に成りたいとは思わないが、選択肢が多いのは必ずしも良いことではなく、どこか羨ましく感じている自分がいる。そして松元がいい。仙務くんが資格を取れなかったら実際に解散してたように思える。厳しさの反面、ビデオレターでのお礼は憎くて泣かせる。仙拓のHPを見ると順調そうでした。洗練されたスマホ用サイトもベネ!!2015/10/26
ガンジス川沐浴子
3
身体が動かないのにこれだけアグレッシブに頑張れるのはすごいことだとは思うのですが、健常者の世界でこの程度の文章やデザインで収入を得ることは難しいのではないかと思いました。それでもデザイナーの人は頑張っていると思うのですが、会社という形態にして社長を別の人にやってもらう利点がよく分からなかった。なのによくわからない立場の社長が理想を語りすぎている感じがしました。2016/04/11