出版社内容情報
【目次】
内容説明
傷だらけの現場は証言する。パレスチナ紛争をはじめとした国家が引き起こす暴力を調査し、記録・記憶・痕跡から見出した証拠を繋ぎ合わせ、責任の所在を浮かび上がらせる。斬新な調査手法で近年注目を浴びる「フォレンジック・アーキテクチャー」のさまざまな実践を記録した、パフォーマンスの断章。
目次
導入 検知可能性の敷居にて(ネガティブ実証主義;フォレンジック・アーキテクチャーに向けて ほか)
第1部 フォレンジック・アーキテクチャーとは何か(亀裂―最小抵抗線;紛争調査員 ほか)
第2部 パレスチナにおけるカウンター・フォレンジックス(フォレンジック・ジレンマ;ナクバの日の殺人事件 ほか)
第3部 地上の真実(「国家に対抗する部族」;乾燥線 ほか)
著者等紹介
ヴァイツマン,エヤル[ヴァイツマン,エヤル] [Weizman,Eyal]
1970年、イスラエルのハイファに生まれる。ガザ地区における調査から出発して、国家権力が引き起こす暴力事件を建築の問題として解析・追究・展示する調査機関フォレンジック・アーキテクチャーを主宰する。ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ教授
中井悠[ナカイユウ]
実験的電子音楽をモデルとした広義の「パフォーマンス」の制作と研究を行なう。No Collectiveのメンバーとして音楽、ダンス、演劇、お化け屋敷などを世界各地で制作。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授(表象文化論)、副産物ラボ主宰、先進融合(アヴァンギャルドアート)部会主任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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