内容説明
批評、書簡、証言、未刊行資料を縦横に結び、ロメールを現代に解き放つ初の本格評伝。
目次
序章 「モモ兄貴」の謎
第1章 モーリス・シェレールの青春時代 1920‐1945
第2章 シェレールからロメールへ 1945‐1957
第3章 『獅子座』のもとに 1959‐1962
第4章 『カイエ』のしるしのもとに 1957‐1963
第5章 実験室の時代 1963‐1970
第6章 四つの教訓話 1966‐1972
第7章 ドイツについて、教鞭を執ることについて 1969‐1994
第8章 ペルスヴァルの足跡をたどって 1978‐1979
第9章 六つの喜劇と格言劇 1980‐1986
第10章 都会のロメールと田舎のロメール 1973‐1995
第11章 季節のリズムで 1989‐1998
第12章 歴史物を撮る 1998‐2004
第13章 ある冬の物語 2006‐2007
第14章 苦しみなのかで 2001‐2010
著者等紹介
ベック,アントワーヌ・ド[ベック,アントワーヌ・ド] [Baecque,Antoine de]
1962年、ヌイイ=シュル=セーヌ(フランス)に生まれる。歴史家、映画批評家であり、映画史研究の第一人者。現在、高等師範学校教授。『カイエ・デュ・シネマ』誌編集長(1997~1999年)、『リベラシオン』紙の文化面を担当する(2002~2006年)。ヌーヴェル・ヴァーグの専門家として知られる
エルプ,ノエル[エルプ,ノエル] [Herpe,No¨el]
1965年、ヴィルヌーヴ=レ=ザヴィニョン(フランス)に生まれる。映画史家、映画作家。現在、パリ第八大学准教授。シカゴ大学、カーン大学にて二十世紀フランス文学、映画史を教えた
坂巻康司[サカマキコウジ]
1967年生まれ。東北大学大学院教授(フランス文学)
寺本成彦[テラモトナルヒコ]
1961年生まれ。東北大学大学院教授(フランス文学)
寺本弘子[テラモトヒロコ]
1963年生まれ。東北大学他非常勤講師(フランス文学)
永田道弘[ナガタミチヒロ]
1971年生まれ。愛知大学教授(フランス文学・映画)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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