内容説明
エクリチュールの不可能性を超えて。バルトの友人・知人への詳細な聞き取りだけでなく、近年まで未調査だった草稿や私信などを丁寧に調査し、バルトを個人的環境ならびに社会的・政治的文脈の中に置き直しながら、バルト自身の作品と関連づけた、気鋭の研究者による決定版伝記!
目次
第1章 出発点
第2章 「もっとも心地よい場所」
第3章 これからの人生
第4章 バルトとジッド
第5章 背後の生
第6章 垣間見えた展望
第7章 脱出
第8章 バルトとサルトル
第9章 舞台
第10章 構造
第11章 文学
第12章 出来事
第13章 バルトとソレルス
第14章 身体
第15章 正当性
第16章 バルトとフーコー
第17章 悲痛な苦しみ
第18章 「新たな生」
著者等紹介
サモワイヨ,ティフェーヌ[サモワイヨ,ティフェーヌ] [Samoyault,Tiphaine]
1968年、フランスのブーローニュ=ビヤンクールに生まれる。パリ第八大学大学院博士課程修了。博士(文学)。専攻、フランス文学、比較文学。現在、社会科学高等研究院所長。大学で教鞭を執るほか、小説やエッセイ、批評の執筆と文学作品の翻訳を旺盛に行っている
桑田光平[クワダコウヘイ]
1974年、広島県府中市に生まれる。東京大学大学院博士課程満期退学。パリ第四大学大学院博士課程修了。博士(文学)。専攻、フランス文学、表象文化論。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授
伊澤拓人[イザワタクト]
1995年、愛知県名古屋市に生まれる。現在、東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍中。専攻、十八‐十九世紀のフランス美術史
伊藤靖浩[イトウヤスヒロ]
1994年、東京都文京区に生まれる。現在、東京大学大学院総合文化研究科博士課程在籍中。専攻、フランス文学、表象文化論
黒木秀房[クロキヒデフサ]
1984年、東京都品川区に生まれる。立教大学大学院博士課程修了。博士(文学)。専攻、フランス現代思想。現在、立教大学外国語教育研究センター教育講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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