内容説明
大田区から見えてきた日本の政治の本質。小泉構造改革によって進んだ地方分権・民営化・規制緩和は、私たちの暮らしに何をもたらしたのか?公共施設の営利的利用、説明不足の大規模開発、企業を監督できない行政、議論がつくされない議会運営…国家戦略特区・大田区を長年みつめてきた区議会議員が、地方自治体から「フェアな民主主義」をいまこそ求める!
目次
第1章 私たちはどこへ向かおうとしているか―自治体だから見える明日の日本
第2章 専業主婦が議員になるまで
第3章 政治とは利益分配である
第4章 発意はどこにあるのか
第5章 国家戦略特区という問題
第6章 大田区から国政をチェックする
著者等紹介
奈須りえ[ナスリエ]
1961年、東京都生まれ。大田区議会議員、市民政策アナリスト。青山学院大学卒業。2003年に大田区議会初当選。現在、5期目。国家戦略特区、リニア中央新幹線、羽田空港飛行ルート変更、増税、TPPなど、国の税制やしくみが地域住民の生活に及ぼす影響についていち早く発言・発信している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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