マーガレット・アトウッド『侍女の物語』を読む―フェミニスト・ディストピアを越えて

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マーガレット・アトウッド『侍女の物語』を読む―フェミニスト・ディストピアを越えて

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  • サイズ 46判/ページ数 326p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784801006850
  • NDC分類 933
  • Cコード C0098

出版社内容情報

奴らに虐げられるな
1985年に発表された近未来小説『侍女の物語』と、2019年の続編『誓願』。
男性優位の独裁国家を描く暗澹たるディストピア文学が、なぜ今日、フェミニスト・プロテスト文化の象徴として耳目を集めるのか。
女性の身体と連帯、歴史と記憶、声と語り、エコロジー、セクシュアリティ/ジェンダー、ケア……
現実世界の諸相を束ねて生み出された物語世界に、現在そして未来を生き抜くための希望を探る。

内容説明

奴らに虐げられるな。女性の身体と連帯、歴史と記憶、声と語り、エコロジー、セクシュアリティ/ジェンダー、ケア…。1985年に発表された近未来小説『侍女の物語』と、2019年の続編『誓願』。男性優位の独裁国家を描く暗澹たるディストピア文学が、なぜ今日、フェミニスト・プロテスト文化の象徴として耳目を集めるのか。現実世界の諸相を束ねて生み出された物語世界に、現在そして未来を生き抜くための希望を探る。

目次

序―二〇二三年、『侍女の物語』のアクチュアリティを問う
『侍女の物語』はフェミニスト・ディストピアか?
1 ギレアデ共和国のリアル(ビッグ・シスターとシスターフッド―アトウッド『誓願』における「弱い」独裁者;社会生物学者リンプキンの謀略―『侍女の物語』『誓願』におけるミツバチと生政治;勇気をこめて振り返る―抵抗の記念碑としての『誓願』の石像たち;アトウッドのエコ・ディストピア―『侍女の物語』から『マッドアダム』まで)
2 女性の身体/連帯(ケアの目覚め―『侍女の物語』から『誓願』へ;未来に託す身体のメッセージ―『フランケンシュタイン』、『侍女の物語』、『誓願』を繋ぐ声・身体・命;「これまでに愛したのはあなただけ」―レズビアン・ロマンスとして読む『侍女の物語』と『誓願』;フェミニストSFとしての『侍女の物語』;『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』においてセリーナ、モイラ、ジューンのマザーフッドと代理出産が問うこと)

著者等紹介

加藤めぐみ[カトウメグミ]
都留文科大学教授。イギリス文学・文化

中村麻美[ナカムラアサミ]
神戸大学専任講師。イギリス文学、ユートピア・ディストピア文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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パトラッシュ

111
トランプがアメリカ大統領に就任したことで『侍女の物語』への関心が高まった。公然たる反フェミニストが女性を含む熱狂的支持を受けて政権に就く現実をみて、民衆が独裁者に奴隷的に従う男尊女卑のディストピアたるギレアデ共和国がリアルに感じられたのか。いわば文学を批評できる能力と教養のある層からの、アトウッド作品を通じたポピュリズム批判書か。そのためギレアデを内部崩壊へ導くリディア小母の存在に注目したり、女性がアポカリプス時代を生き抜くにはどうすべきかを考える論議が目立つ。危機感はわかるが時代に棹差す力は皆無だろう。2024/02/29

榊原 香織

55
トランプが反動的なことやるもんで、再び注目を集めたディストピア小説”侍女の物語”、及び、ン十年ぶりに出たその続編”誓願”についての評論集。 SFとして扱ってるのもあって、あ、そうなのか2024/05/10

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