内容説明
今日承認されている人間についての科学的な知識に新たな認識(アントロポゾフィー=人智学)を付け加え、医学的な知識と技術のための新しい可能性を見出す。1925年、ルドルフ・シュタイナーが、迫り来る死の3日前まで、最後の力を振りしぼって推敲をつづけた最後の著書であり、また唯一の共同執筆による著書の待望の完訳。
目次
医術の基礎としての、真の人間本性の認識
なぜ人は病気になるのか
生命の現れ
感受する有機体の本質
植物、動物、人間
血液と神経
治癒作用の本質
人間の有機体内の諸活動、糖尿病
人体における蛋白質の役割とアルブミン尿
人間の有機体における脂肪の役割と見せかけの局所症候群〔ほか〕
著者等紹介
シュタイナー,ルドルフ[シュタイナー,ルドルフ] [Steiner,Rudolf]
1861年、クラリエヴェック(現スロヴェニア領)に生まれ、1925年、ドルナッハ(スイス)に没した。1913/1923年、アントロポゾフィー協会を設立し、神秘学のみならず、教育、建築、医学、農業などの分野にも大きな業績を残した
ヴェーグマン,イタ[ヴェーグマン,イタ] [Wegman,Ita]
1876年、クラヴァンス(現在のジャカルタ近郊)に生まれ、1943年、アーレスハイム(スイス)に没した。1902年、ベルリンでルドルフ・シュタイナーと出会い、以後シュタイナーとともに、アントロポゾフィー運動の中核で精力的に活動した。1921年、アーレスハイムに最初のアントロポゾフィー医学を実践するクリニックを開設し、その初代院長になり、アントロポゾフィー医学の発展に尽力した
浅田豊[アサダユタカ]
1952年、神奈川県に生まれる。東京大学文学部卒業、東京大学大学院独文専攻修士課程修了。ドルナッハ(スイス)の治療教育のためのシュタイナー・ゼミナール修了。現在、チューリッヒ近郊の大人の障害者のための施設にオイリュトミー療法士として勤務
中谷三恵子[ナカタニミエコ]
1955年、山口県に生まれる。シュトゥットガルト・オイリュトメウム(ドイツ)卒業。ペレドゥア・オイリュトミー療法士養成学院(イギリス)にてディプロマを取得。オイリュトミストとして活動するかたわら、国際アントロポゾフィー医学ゼミナールの講師をつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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