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内容説明
アフリカにおいて、アートはどのような意味を持ち、それはどのように日本へ伝えられてきたのだろうか。「アフリカからアートを売り込む」人びとの経験と研究から、アートが紡ぐ人びとのつながりを詳らかにし、西洋中心的な美術観を問いなおす。企業と研究におけるそれぞれの視点から多角的に描き出す、アフリカのアートへの招待。
目次
「アフリカからアートを売り込む」―序文にかえて
第1部 企業の視点から(私とアフリカンアート―人生を変えたアフリカ仮面;アフリカ製品プロジェクト―ティンガティンガ・アートを通して)
第2部 研究の視点から(美術展を立ち上げる―アフリカの同時代をいかに売りこむか;植民地状況下のアート―ダオメ王国文化とツーリストアート ほか)
第3部 企業と研究の視点から(座談会1 「アフリカからアートを売り込む」―その偏歴をたどり経路をさぐる;座談会2 人びととアートをつなぐ、アフリカと日本をつなぐ)
この商店街を訪れる人たちへ―結語にかえて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
の
1
買い付けの難しさ。2021/11/30
futomi
1
115ページ 「旅行先の「土産物」としての有名ブランド品や家電製品などを持たないサブサハラのアフリカ諸国では」 アフリカの原始的な造形物にいだくイメージはこの土産物としてのそれ。だが魂に訴えるような力強いものや、新しい何かを生みす芸術があるかもしれない。のだけれど、アートに対するそういった期待は、西洋美術の視座に捕まってしまっているのではないのか。 2段組教科書のような作りの本書、図録も多くアフリカンアートに関わる人たちのルポ。感性の自由を得るためにアフリカから得るものは大きそうだ。2021/11/09