内容説明
架空のマオリ人が文明人を論難する哲学的対話『異教の思考』、偉大な芸術家の運命を描いた小伝『ゴーガンを讃えて』、芸術家が世を導く創世譚『快楽の師』など、若きセガレンがゴーガンの遺作に触発され独自のエグゾティスムを開花させた作品(小説、評論、旅日記)を収録。
目次
最後の舞台装置の中のゴーガン
異教の思考
死せる声
快楽の師
火の歩み
ゴーガンを讃えて
島の日記
著者等紹介
丹治恆次郎[タンジツネジロウ]
1935年に生まれ、2019年に没した。京都大学大学院文学研究科博士課程中退。関西学院大学名誉教授。専攻、フランス思想・芸術
木下誠[キノシタマコト]
1956年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。専攻、フランス文学。兵庫県立大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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