内容説明
飲んだくれで無職の父親、仕事に疲れきった母親、たくさんの幼い子供たち…。ソ連崩壊から間もない90年代ロシア、荒廃した郊外の村で暮らす人びとの姿を、自然に親しみ、森と水辺の妖怪に憧れる少女カマローヴァを中心に、郷愁をこめて描き出す2篇の現代ロシア小説。
著者等紹介
グリゴリャン,アナイート[グリゴリャン,アナイート] [Григорян,Анаит]
1983年、レニングラードに生まれる。2007年、サンクト・ペテルブルク国立大学生物学部卒業。2014年、サンクト・ペテルブルク国立大学文学部外国文学史学科修士課程修了。作家、翻訳家
〓田映介[タカダエイスケ]
1985年、愛知県に生まれる。京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(文学)。2021年10月より、神戸大学国際文化学研究科講師。専攻は、ロシア文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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