耳のなかの魚―翻訳=通訳をめぐる驚くべき冒険

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耳のなかの魚―翻訳=通訳をめぐる驚くべき冒険

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  • サイズ B6判/ページ数 347p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784801005655
  • NDC分類 801.7
  • Cコード C0098

内容説明

吹き替え映画、前衛文学、自動翻訳機、ニュルンベルク裁判、聖書翻訳…あらゆる時代と場所をめぐり、翻訳不可能性に抗いながら“翻訳=通訳”が何をなすものかを明らかにする。博覧強記の著者による、空前絶後の翻訳論!!

目次

訳文とは何か?
翻訳=通訳をなくすことはできるか?
われわれはなぜそれを「翻訳」と呼ぶのか?
翻訳について人が言うこと
異質性という虚構―「異言語らしさ」のパラドックス
ネイティヴの運用力―あなたの言語は本当にあなたのものですか?
意味は単純なものじゃない
単語はさらに厄介だ
辞書を理解する
直訳の神話〔ほか〕

著者等紹介

ベロス,デイヴィッド[ベロス,デイヴィッド] [Bellos,David]
1945年、英国に生まれる。オックスフォード大学でフランス文学の博士号を取得。現在、プリンストン大学教授。専攻、十九世紀および二十世紀フランス文学、翻訳研究。主な著書には、『ジョルジュ・ペレック伝―言葉に明け暮れた生涯』(酒詰治男訳、水声社、2014年、原著はゴンクール伝記賞受賞)、『世紀の小説『レ・ミゼラブル』の誕生』(立石光子訳、白水社、2018年、原著はパリ・アメリカン・ライブラリー賞受賞)などがある。また、ジョルジュ・ペレック、イスマイル・カダレ、ロマン・ギャリ、フレッド・ヴァルガス等の作品の英訳者としても知られ、IBMフランス翻訳賞、マン・ブッカー国際翻訳賞などを受賞している

松田憲次郎[マツダケンジロウ]
1951年、横浜市に生まれる。パリ第三大学大学院博士課程修了。文学博士。尚絅学院大学名誉教授。専攻、米仏比較文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

minochan

6
言語が人間の世界観にどう影響するか示されていた。例えば、ある部族が「右・左」ではなく東西南北を基準に方向を捉える文化の話は、言語が思考の枠組みを形作る一つの例。また仏語や独語がかつて科学の主要言語だった背景が描かれ、言語の多様性が研究内容に影響した可能性も示唆される。一方、「Prisencolinensinainciusol」のような無意味な言葉でも音やリズムで共感が生まれることが強調され、コミュニケーションの普遍性も示されていた。言語が人間の認識を形作る様子を考えさせ、自分の興味に深く響く一冊だった。2024/10/24

Shun'ichiro AKIKUSA

4
翻訳について考えるうえでの良書。2021/05/25

月華

3
図書館 2011年原作発行。2021年4月発行。かなり難しくて斜め読みになってしまいました。2022/09/11

よだみな

2
著者はペレックの英語版翻訳者で有名な上、このタイトルならたのしい本だろうと、思い読んだ。 さまざまな翻訳・通訳についての問題を古今東西のエピソードを披露し、翻訳・通訳が立場や状況によってこんなにも内容が変わるのかを知ることになった。また、ベルイマン効果や『ぼくの伯父さん』英語版など、翻訳ネタの宝庫でもあった。 ペレックファンは読のが吉。 ちなみに、タイトルの意味は、こちらの動画をごらんください。https://www.youtube.com/watch?v=YWqHkYtREAE2021/08/13

Go Extreme

2
訳文とは何か 翻訳=通訳をなくすことはできるか なぜそれを翻訳と呼ぶのか 翻訳について人が言うこと 異質性という虚構 ネイティヴの運用力―あなたの言語は本当にあなたのもの? 意味は単純なものじゃない 単語はさらに厄介だ 辞書を理解する 直訳の神話 信頼の問題 語ることができなことは、翻訳することができない バイブルとバナナ 翻訳のインパクト 第三のコード 人権の問題 ニュースを翻訳する 自動翻訳機械の冒険 スタイルと翻訳 文学テクストの翻訳 境界を検分する 砲火を浴びて 同一性・類似性・合致 アバター2021/07/27

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