内容説明
吹き替え映画、前衛文学、自動翻訳機、ニュルンベルク裁判、聖書翻訳…あらゆる時代と場所をめぐり、翻訳不可能性に抗いながら“翻訳=通訳”が何をなすものかを明らかにする。博覧強記の著者による、空前絶後の翻訳論!!
目次
訳文とは何か?
翻訳=通訳をなくすことはできるか?
われわれはなぜそれを「翻訳」と呼ぶのか?
翻訳について人が言うこと
異質性という虚構―「異言語らしさ」のパラドックス
ネイティヴの運用力―あなたの言語は本当にあなたのものですか?
意味は単純なものじゃない
単語はさらに厄介だ
辞書を理解する
直訳の神話〔ほか〕
著者等紹介
ベロス,デイヴィッド[ベロス,デイヴィッド] [Bellos,David]
1945年、英国に生まれる。オックスフォード大学でフランス文学の博士号を取得。現在、プリンストン大学教授。専攻、十九世紀および二十世紀フランス文学、翻訳研究。主な著書には、『ジョルジュ・ペレック伝―言葉に明け暮れた生涯』(酒詰治男訳、水声社、2014年、原著はゴンクール伝記賞受賞)、『世紀の小説『レ・ミゼラブル』の誕生』(立石光子訳、白水社、2018年、原著はパリ・アメリカン・ライブラリー賞受賞)などがある。また、ジョルジュ・ペレック、イスマイル・カダレ、ロマン・ギャリ、フレッド・ヴァルガス等の作品の英訳者としても知られ、IBMフランス翻訳賞、マン・ブッカー国際翻訳賞などを受賞している
松田憲次郎[マツダケンジロウ]
1951年、横浜市に生まれる。パリ第三大学大学院博士課程修了。文学博士。尚絅学院大学名誉教授。専攻、米仏比較文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
minochan
Shun'ichiro AKIKUSA
月華
よだみな
Go Extreme
-
- 和書
- 解説独占禁止法