目次
物質主義の矯正装置としての幻想―ヴェルヌとホフマン
或る復讐譚の変奏―『モンテ=クリスト伯爵』から『シャーンドル・マーチャーシュ』へ
「生成のブロック」としての「演奏目録」―ヴェルヌとプルースト
師弟の邂逅―ヴェルヌとルーセル
“ドイツのヴェルヌ”と呼ばれたくなかった男―ヴェルヌとラスヴィッツ
ロビンソン的独我論の爆破―ヴェルヌとコナン・ドイル
空洞地球再訪―ポー、ヴェルヌ、ブラッドベリ
ジュール・ヴェルヌはなぜ「SFの父」と呼ばれるのか?―ヴェルヌとレム
密使の系譜―日本近代演劇史に絡むジュール・ヴェルヌ『ミハイル・ストロゴフ』をめぐって
著者等紹介
新島進[ニイジマススム]
1969年、埼玉県生まれ。レンヌ第二大学大学院博士課程修了。博士(文学)。現在、慶應義塾大学教授。専攻、近現代フランス文学、SF文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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