内容説明
人間の「主体性」とはどういうことなのか。シュタイナー教育では、子どもが自分の意志で立ち上がり、歩き出し、言葉を発し、その言葉で自己を表現することに「主体性の基盤」があると考えている。国や地域をこえて、現代社会の多様性に応じた教育実践のあり方を解く大阪での講演記録。
目次
1 歩く・話す・考える―子どもが育つみちすじ(「歩くこと、話すこと、考えること」とは;運動発達・言語発達・思考発達のみちすじ;三つの目にみえない働き;発達の基盤になる運動発達;運動発達のみちすじ ほか)
2 教師と保育者の自己教育―修行とは何か?(教師や保育者に「自己教育」は必要なのか?;“魂”の働きがもたらす自己教育;思考の力を強める;意志の訓練;感情の訓練 ほか)
著者等紹介
ペッター,ウルリケ[ペッター,ウルリケ] [Poetter,Ulrike]
1956年、ドイツ北部キールに生まれる。教育者、神学者、職業訓練指導者、オイリュトミー療法士として、自閉症を中心とする治療教育の領域で活動。ドルナッハ・アントロポゾフィー教育アカデミー、チューリッヒ・初等教育研究所にて乳幼児教育を担当。スイス・ドルナッハ在住
入間カイ[イルマカイ]
1963年、鎌倉市に生まれる。幼少期をドイツで過ごし、中高生時代にイギリス・アメリカに留学。上智大学比較文化学科卒業後、英独の通訳・翻訳業。現在、那須みふじ幼稚園園長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。