内容説明
すべては心から始まる。真の自己を求めて内面に沈潜したプルーストを手がかりに、ベルナノス、サン=テグジュペリ、ドーテル、まど・みちお、庄野潤三、ミシェル・アンリを通じて、世界と“私”が現われる場としての心の働きを捉え直し、愛の関係性に生きる“いのち”の論理を究明する。
目次
「内部の世界だけが重要である」―プルースト美学の根底
甦る子ども―ジョルジュ・ベルナノス
愛のパラドクス―『星の王子さま』の世界
偶然の文学―アンドレ・ドーテルの世界
宇宙のこころを映す―まど・みちおの詩
この世の旅人―庄野潤三『夕べの雲』
人間の条件の顛倒―ミシェル・アンリ『キリストの言葉』
心はどこに在るか
著者等紹介
武藤剛史[ムトウタケシ]
1948年、埼玉県に生まれる。京都大学大学院博士課程中退。共立女子大学名誉教授。専攻、フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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