内容説明
小説家、思想家、翻訳家、画家…いまだ全貌が明かされているとは言いがたい。特異にして多様な作家ピエール・クロソウスキーを改めて読み直し、さまざまな角度から継承すべき遺産を見定める。未訳のテクストや貴重な対談、リンギスの共同体論やビュトールの活人画論など、豊富なテクストを収めたクロソウスキーの「いま」を問い直す必携の書。
目次
1 神(々)との対峙(二人の代父;無‐神学、あるいは神の死の教会;あの妙な秘密結社―ピエール・クロソウスキーとの対話 ほか)
2 共同体への問い(我が隣人とは誰か;思惟と倒錯―クロソウスキー「悪虐の哲学者」への注記;別の社会―『白痴インターナショナル』誌掲載インタビュー ほか)
3 イメージをめぐって(無言の身ぶり、デッサンへの実質的移行;シミュラークルとしての書物について;社交劇の回想 ほか)
著者等紹介
大森晋輔[オオモリシンスケ]
1975年生まれ。現在、東京藝術大学教授。専攻、フランス文学・思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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