内容説明
シュルレアリスムの影響を受けた青年期から、物書き狂人の研究、コレージュ・ド・パタフィジック参加やウリポの創設などを経て、いかにして規格外の言語遊戯作家になったのか。『文体練習』や『地下鉄のザジ』で知られる作家の、知られざる生涯を描く、伝記研究の泰斗による、決定版評伝。
目次
オーギュスト、ジョゼフィーヌ、その他の人々
幼少期と思春期
パリでの最初の年月
シュルレアリストたちとの最初の出会い(一九二四年から一九二五年)
兵役に就くレーモン・クノー
家庭内のいざこざ
レーモン・クノーとジョルジュ・バタイユ
最初の小説群
『民主主義美徳概論』
友情と交友関係
『ラントランシジャン』『ムジュール』『ヴォロンテ』
ジャン・ポーランとガリマール出版
動員と市民生活への復帰
占領
政治参加する作家
認められた作家
著名人
多才な人
大きな成功
つねにガリマール出版を
文学を追い払え…
『基本的道徳』
著者等紹介
レキュルール,ミシェル[レキュルール,ミシェル] [L´ecureur,Michel]
1941年、フランスのドーヴィル生まれ。ル・アーヴル大学元教員。伝記作家、ノルマンディー研究家
久保昭博[クボアキヒロ]
1973年、千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程満期退学。パリ第三大学博士課程修了(文学博士)。現在、関西学院大学教授。専攻、フランス文学、文学理論
中島万紀子[ナカジママキコ]
1973年、神奈川県鎌倉市生まれ。早稲田大学大学院博士課程単位取得退学。リヨン第二大学DEA課程修了。現在、早稲田大学講師。専攻、フランス文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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