出版社内容情報
本誌は、文学、芸術、哲学のフィールドで活躍する執筆者たちに各特集のテーマに沿って、自由に書かれたテクストを寄稿していただく新しい試みです。
小林康夫[コバヤシヤスオ]
編集
高木由利子[タカギユリコ]
著・文・その他
パスカル・キニャール[パスカルキニャール]
著・文・その他
朝吹亮二[アサブキリョウジ]
著・文・その他
山田せつ子[ヤマダセツコ]
著・文・その他
ボヤン・マンチェフ[ボヤンマンチェフ]
著・文・その他
千種さつき[チグササツキ]
著・文・その他
桑田光平[クワダコウヘイ]
著・文・その他
星野 太[ホシノフトシ]
著・文・その他
菊間晴子[キクマハルコ]
著・文・その他
松浦寿夫[マツウラヒサオ]
著・文・その他
目次
謎、無防備にして、愛おしく―高木由利子との対話(高木由利子×小林康夫)
この四つ裂きの謎について―小林康夫のために(パスカル・キニャール)
パスカル・キニャールとの対話―「謎、それは自分」をめぐって(パスカル・キニャール×小林康夫)
曇天および光と矢と槍のためのモノローグ(朝吹亮二)
泳ぐ手(山田せつ子)
午前四時の空の青…そして突然―小林康夫のために(ボヤン・マンチェフ)
午後四時、光の茶会―あるいは「死語のレッスン」(千種さつき)
果樹園を探して―フィリップ・ジャコテ訪問記(桑田光平)
アペイロンと海賊―『雲』をめぐる断章(星野太)
大瀬の地において「テン窪」に出会うまでの、「本当のこと」の覚書(菊間晴子)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いやしの本棚
6
書店で背表紙に呼ばれて購入、一気読みしてしまったが、そういう読み方はもったいなかったかもしれない。ナンシーの『ミューズたち』がなかなか理解できずにいたところで、ある意味よい休憩になった。フィリップ・ジャコテ訪問記が、何だかとても素敵で、詩集を読んでみたくなった。ジャコテの詩を知らなかったの?うん知らなかった。自分はまだ何も知らない、そしてそれは楽しいこと。2018/06/02
ふるい
5
わたしの中に潜む謎。答えは用意されているはずなのに、一生解けない謎。パスカル・キニャールは、誕生以後に両性性を持つことは不可能と言う。小林康夫は、自身の詩のなかで、来世の自分であるらしい"女"からの返答を待っている。不思議な、わずかな人だけしか入れない箱庭のような雑誌ですね。2018/07/03
my
0
小林康夫がなぜ詩に憧れるのかようやくわかった、彼が決してトリッキーでないことも、ようやく2018/06/11