出版社内容情報
時代/国境を越えて再創造される映画のダイナミズムを繙き「映画を観る」という身体経験を問い直す、本邦初の本格的リメイク映画論。小津安二郎、黒澤明、溝口健二ら世界的巨匠の名作から、『スター・ウォーズ』『マグニフィセント・セブン』などハリウッドの超大作、そして『リング』などジャパニーズ・ホラー、さらには『ゴジラ』まで……時代/国境を越えて再創造される映画のダイナミズムをひもとき、「映画を観る」という身体経験を問い直す。映画研究の第一線で活躍する豪華執筆陣による、本邦初の本格的リメイク映画論。
映画創造の胎動を映画監督/プロデューサーという二つの側面から活写する、塚本晋也氏(『鉄男』『KOTOKO』『野火』)、市川南氏(『世界の中心で、愛をさけぶ』『永遠の0』『シン・ゴジラ』)へのロングインタビューも特別収録!
北村匡平[キタムラキョウヘイ]
編集
志村三代子[シムラミヨコ]
編集
小川佐和子[オガワサワコ]
著・文・その他
川崎公平[カワサキコウヘイ]
著・文・その他
木下千花[キノシタチカ]
著・文・その他
鷲谷花[ワシタニハナ]
著・文・その他
渡邉大輔[ワタナベダイスケ]
著・文・その他
内容説明
なぜ映画はリメイクされるのか?小津安二郎、溝口健二、黒澤明からハリウッド・リメイクまで。時代/国境を越えて再創造される映画のダイナミズムをひもとき、「映画を観る」という身体経験を問い直す、本邦初の本格的リメイク映画論。
目次
リメイク映画論序説―再映画化される物語
1 初期日本映画における外国映画のリメイク―『憲兵モエビウス』から『大尉の娘』へ
2 システムと才能―一九五〇年代大映における溝口健二、リメイク、ジャンル形成
3 小津調にとってリメイクとは何か―『浮草物語』『浮草』に見る映画史との格闘
4 「戦争映画」から「体感映画」へ―『野火』の再映画化をめぐって
5 神の沈黙を可視化する―映像テクストによる『沈黙』の(再)解釈
6 黒澤明監督作品のリメイク・翻案における「男同士の絆」のゆくえ
7 お化けという運動―怪談映画の死と再生
付録(塚本晋也インタビュー―戦争文学の再創造;市川南インタビュー―六三年目のゴジラ)
著者等紹介
北村匡平[キタムラキョウヘイ]
東京大学大学院学際情報学府博士課程在籍。日本学術振興会特別研究員、立教大学兼任講師、都留文科大学非常勤講師
志村三代子[シムラミヨコ]
都留文科大学准教授
小川佐和子[オガワサワコ]
京都大学人文科学研究所助教
川崎公平[カワサキコウヘイ]
日本女子大学講師
木下千花[キノシタチカ]
京都大学人間・環境学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Strega Rossa