感応の呪文―“人間以上の世界”における知覚と言語

エイブラム，デイヴィッド【著】〈Ａｂｒａｍ，Ｄａｖｉｄ〉/結城 正美【訳】

論創社（2017/09発売）

• サイズ B6判／ページ数 412p／高さ 20cm
• 商品コード 9784801002821
• NDC分類 104
• Cコード C0098

目次

第１章　魔術のエコロジー―私的序論
第２章　エコロジーに至る哲学―学術的序論
第３章　言語の肉
第４章　アニミズムとアルファベット
第５章　言語の風景のなかで
第６章　時間、空間、そして地蝕
第７章　空気の忘却と想起

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[内島菫]

終始唸りながら読む。まとめたくない読後感。地域ごとに存在するカテゴリーを超えた一貫性や一体感～感覚的に言えば、人間も含めた動植物や石といったモノ、及び人間の作り出す文化に至るまで、日本なら落ち着いた色合いの薄く平面的な印象、メキシコなら色とりどりで躍動的な印象といった地域のカラー～を以前から不思議に思っていたが、そんな私の疑問に呼応しつつ、その先へと案内してくれる。

2017/12/11