フィクションのエル・ドラード<br> マイタの物語

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フィクションのエル・ドラード
マイタの物語

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  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784801002661
  • NDC分類 963
  • Cコード C0397

出版社内容情報

1958年、ペルー山間部でごく小規模な反乱があった。首謀者はトロツキー派の組合運動家、名前はマイタ。その20年後、とある作家はこの事件を小説で再現しようと、事件の証言者たちを辿ってインタビューを試みる。しかし、証言者たちの語りは食い違い、反乱の全貌は窺えないまま最後の証言者マイタの居場所を突き止めることになる……。
史実とフィクションを意図的に交錯させる大胆な手法を試みた、ノーベル賞作家によるメタ・フィクション。

マリオ・バルガス・ジョサ[マリオバルガスジョサ]
著・文・その他

寺尾隆吉[テラオリュウキチ]
翻訳

内容説明

1958年、ペルー山間部でごく小規模な反乱があった。首謀者はトロツキー派の組合運動家、名前はマイタ。その20年後、とある作家はこの事件を小説で再現しようと、事件の証言者たちを辿ってインタビューを試みる。しかし、証言者たちの語りは食い違い、反乱の全貌は窺えないまま最後の証言者マイタの居場所を突き止めることになる…。史実とフィクションを意図的に交錯させる大胆な手法を試みた、ノーベル賞作家によるメタ・フィクション。

著者等紹介

ジョサ,マリオ・バルガス[ジョサ,マリオバルガス] [Llosa,Mario Vargas]
1936年、ペルーのアレキパ生まれ。長編小説『都会と犬ども』(1963年)によりビブリオテカ・ブレベ賞を受賞して「ラテンアメリカ文学のブーム」の花形となった後、多数の作品を残している。1994年にセルバンテス賞、2010年にノーベル文学賞を受賞

寺尾隆吉[テラオリュウキチ]
1971年、愛知県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。フェリス女学院大学国際交流学部教授。専攻は現代ラテンアメリカ文学。著書・訳書も多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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のりすけたろう

31
久々のバルガス・リョサ💕読みながら、物語かく人って、こんな風に考えたりしてるのかな?💦私には無理だわ(´;Д;`)と思いながら、マイタはどうなるんだ!?とバシバシ読みました。バルガス・リョサモード( かってに造語 )全開で、一行後は違う場所✨がたくさん続いて楽しめました\(//∇//)\💕次は、『誰がパロミノ・モレーロを殺したか』ですね⭐️2021/09/21

Kensuke

7
物語をどう語るか。その可能性に対して真摯に向き合う作家ジョサ。今作は『ラ・カテドラルでの対話』と『密林の語り部』をミックスして黒澤明の『羅生門』を足したような構成。『ラ・カテドラルでの対話』でも強烈に感じたジョサ独特の妙にエモい「もう二度と帰ってこないあの日々」回想のサウダージ感、今作でも炸裂。南米文学政治犯繋がりのプイグの『蜘蛛女のキス』をいま一度再読したい。そんな気分になりました。わが心の作家ランキング一位をがっちりキープしてくれたジョサ、グラシアス。2019/04/13

くじらい

4
我々にとっての歴史、そしてイデオロギーもがフィクションによって補完されて成り立つこと、そしてそれらの積み重ねでしかない現実そのもののフィクション性をも、リョサは本作で鮮やかに示してみせた。細々としたペルーの政治的な描写も多く、決してリョサ最良の作ではないかもしれないが、巨大な物語を紡ぎ続けたリョサにしか書き得ない傑作。2019/01/16

nobue

3
初バルガス・リョサ。語り方の形式も物語の構造も文体やテーマの熱も知的で全体的にすごくカッコいい。愛読者カード挟まってたら送ってたなという感じ2018/07/10

na_niga_shi

0
2010年にノーベル文学賞を受賞した作家の小説。著者が「これまで私の書いたあらゆる小説のなかで最も文学的な作品」という通り、フィクションとは何かを強く意識させられる。実際にペルー山間部で起こったごく小規模な反乱をテーマに、著者が関係者を取材しながら物語が進んでいくメタフィクション。2022/06/01

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