出版社内容情報
明治期以降の、日本を代表する作家、思想家、批評家、詩人等、41名の文学理論のテクストを、小説論/描写論/物語論/詩的言語論/フィクション論/読者論/起源論・発生論/文学とは何か、という八つの側面から精選し、気鋭の研究者たちによる解説を付した日本の文学理論の決定版アンソロジー!
詳細な文献年表と、研究者たちによる論考も収録。
日本文学研究の必読書!
大浦康介[オオウラヤススケ]
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内容説明
明治期以降の、日本を代表する作家、思想家、批評家、詩人等、四一名の文学理論に関するテクストを八つの側面から精選し、気鋭の研究者たちによる解説を付した近代日本の文学理論の決定版アンソロジー!詳細な文献年表と、研究者たちによる論考も収録。
目次
1 小説論
2 描写論
3 物語論
4 詩的言語論
5 フィクション論
6 読者論
7 起源論・発生論
8 文学とは何か
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Masako Yamada
2
大浦庸介編集 小説論、描写論、物語論などにわけられ、いろんな作家のアンソロジー 岩野泡鳴『一元的描写』なんて、なつかしい。日本文学がどうとらえられてきたかが必読論文が集められているのでわかります。 明治12年からの巻末 文学論文献年表は、西洋と並べてありお役立ち。2018/05/24
akuragitatata
1
附録の解説がとてもよい。文芸学派についての記事は我が意を得たりという所(「艶」についても書いてほしかったが)。文献学について否定的に見える微妙なコメントが注についていて、はっきりかいたらいいのにとは思った。使いやすいよい本。前半だけ纏めて新書で1000円で出してくれたら教科書で使えそう。2018/05/27