ブルームの歳月―トリエステのジェイムズ・ジョイス 1904‐1920

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  • サイズ A5判/ページ数 467p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784801002395
  • NDC分類 930.28
  • Cコード C0098

出版社内容情報

「ユリシーズ」を書きだし「フィネガンズ・ウェイク」の創造言語のインスピレーションをえた地での政治や芸術、人間関係を描く評伝。作家の成熟期となったこの地で『ユリシーズ』の主人公ブルームの人物像はどのように形成されたのか。また『フィネガンズ・ウェイク』の言語はどのような刺激をえて創造されたのか。ジョイスの芸術と都市との関係を浮き彫りにする。

ジョン・マッコート[ジョンマッコート]
編集

宮田恭子[ミヤタキョウコ]
翻訳

内容説明

20世紀初頭の多民族・多言語・多文化都市トリエステ。『ユリシーズ』の主人公ブルームの人物像はどのように形成され、『フィネガンズ・ウェイク』の言語はどのような刺激を得て創造されたか。ジョイスの芸術と都市の関係を浮き彫りにする。

目次

序論
第1章 東に向かって(トリエステの十日間;シベリアの作家)
第2章 「タリ・イースティ」の肖像(ジョイスの「イタリアの倉庫」;腰を据える ほか)
第3章 民族とは何か(ローマの幕間;シュミッツ/ズヴェーヴォ ほか)
第4章 「われらがうるわしきトリエステ」(ダブリンの事件;映画館のパイオニア ほか)
第5章 忍び寄る戦争の影のもとでの成功(「亡命生活」への回帰と『亡命者たち』;『ジアコモ・ジョイス』 ほか)

著者等紹介

マッコート,ジョン[マッコート,ジョン] [McCourt,John]
1965年にダブリンに生まれる。ユニヴァシティ・コレッジ・ダブリンで博士号を取得。トリエステに住み、1997年、トリエステ・ジョイス・スクールの創設者の一人となり、以後その運営に当たる。第三ローマ大学勤務を経て、現在、マチェラータ大学教授

宮田恭子[ミヤタキョウコ]
1934年、石川県に生まれる。東京大学大学院人文科学研究科比較文学比較文化専攻修士課程修了。元玉川大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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