内容説明
カリブ海を代表する作家が、フォークナーの影響を受け、実験的な手法でカリブ海の歴史・幻想的な伝承を交えながら、主人公マリ・スラから数世紀に渡る家族の記憶を遡る、マルティニック・サーガ。
著者等紹介
グリッサン,エドゥアール[グリッサン,エドゥアール] [Glissant,´Edouard]
1928年、マルティニックのブゾダンに生まれ、2011年、パリに没した。作家。カリブ海文化圏を代表するフランス語の書き手ならびに来たるべき世界を構想した思想家として、没後も依然として世界的注目を浴びている
中村隆之[ナカムラタカユキ]
1975年、東京都に生まれる。東京外国語大学大学院博士課程修了。現在、大東文化大学専任講師。専攻、フランス語圏文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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