内容説明
我々をたえず読解へと誘いながら、けっして語りえない領域を指し示すイヴ・タンギーのイメージ。デ・キリコ、シュルレアリスム、心霊学、バイオモーフィズム、エスと集合的無意識、そして2番目のパートナーであるケイ・セージ…タンギーを取り巻く様々なコンテクストを通して、“語りえないイメージ”の構造を説き明かす。
目次
序論 アーチの増殖
第1章 生涯、作品、先行言説
第2章 イメージの領域
第3章 デ・キリコの無意味
第4章 無用な記号の消滅
第5章 未知の物体
第6章 生命形態的
第7章 タンギーの星
第8章 セージの答え
結論
著者等紹介
長尾天[ナガオタカシ]
1980年、東京都に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科芸術学(美術史)専攻博士課程修了。専攻は、二〇世紀美術史、イメージ論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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