内容説明
文豪ヘンリー・ミラーの最後の妻が、1960、70年代ロサンゼルスを駆け巡る!自由人ミラーの私生活とハリウッドの古き良き時代、そしてナイトクラブ開店騒動を描くドタバタエッセー集。
目次
文豪夫人の悪夢(カマカマ・エブリボディ;ピンポーン!マッカセナサーイ;ホーニィ・ハッタリ・ハリウッド;モンロー、血ヌリのタンポン;ジョブはジョブでもブロー・ジョブ;バースデー・スーツ;ディズニー・ランドでダレルがバレた;オタケビの夜)
浮草参番館(浮草参番館;旅立ち浮草参番館;パニック浮草参番館;開店騒動浮草参番館;満員御礼浮草参番館;人騒ぎ浮草参番館)
エトセトラ(私自身のゼイタク史;目覚めたのは四十代だった)
著者等紹介
ホキ徳田[ホキトクダ]
東京都に生まれる。桜美林高校卒業後、カナダのアルマ・カレッジに留学。ピアノ、作曲、美術を専攻。卒業後帰国、歌手、女優として映画、舞台、テレビで活躍する。1965年、弾き語りの仕事で渡米し、二年後の1967年にヘンリー・ミラーと結婚する。1978年に離婚。1989年に帰国する。現在、六本木でヘンリー・ミラー・メモリアル・バー「北回帰線」を経営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
𝕌ℤ𝕌(うず)
12
病院の待合室にあったので、ちょいと拝借。なんだこりゃ、というのが正直な感想。ヘンリー・ミラーって名前だけ知ってたけど、日本人の妻が居たんだ。50年前くらいのハリウッドやベガスの金持ちの社交場を面白おかしく記した本。有名なハリウッドスターや著名人が大勢出てくるけど、ほとんど分からなかった。ハチャメチャでした、あの頃は、っていう話。ヘンリー・ミラーの死因って何なんだろ?後半、離婚した後は斜め読み。『北回帰線』でも読んでみようかと思ったけど、ここの皆さんの感想を読むと、読まなくていいかな~と(笑)2018/05/25
ワッピー
4
恥ずかしながら、著者のことはこの本で初めて知りました。ヘンリー・ミラーと結婚したいきさつや夫の広い人脈、交友関係について実にオモシロイことを週刊誌連載だからか、品のないオバカ文体で書いています。本編だけを読むと、頭の中はお花畑、ノリと度胸で世を渡るだけのようにも錯覚しますが、「参番館もの」以降の文章を読むと実際には人並み以上の努力と苦労もされているようですし、それを人に見せないことが著者の心意気なのだと思います。どんな状況でも楽しめる心性のゆえに、さらに面白いことが起きるのでしょうか?ウラヤマシー!2014/06/08
at@n
1
「文豪夫人の悪夢」「浮草参番館」部分の文体がとにかくキツく読んだことを後悔するが、それ以外は普通なので80年代「ケーハク調」を無理矢理作ってたのかなあ。2019/07/27
あきこ
1
面白い。当時のアメリカやヨーロッパのお金持ちがどんな暮らしをしていたかもよくわかる。ホキ徳田は日本で一度TVで見たことがあり、文豪の妻らしくなかったことを憶えているが、その気さくさや裏表のなさがもっともミラーの愛したところだったのだろう。お金や名声のある人にとって本当に大切に思えたのだろう。とにかくハチャメチャさが楽しい。この時代でしか、こういうことって出来なかったのではないかな。2016/08/02
Mayumi O
0
お昼の番組に出ていたもうすっかり熟女のホキさんのイメージしかなかったので、こういう過去があったのかと初めて知った。軽快な語り口で綴られるエッセイだけど、その陰では、異国の地で色々とあったのだろうなぁと時代を考えながら思ってしまう。自慢になりそうな内容だけど、イヤミにならないのは、育ちの良さと培ってきた苦労などからくるのだろうな。2017/05/24
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