出版社内容情報
高齢化時代を迎えて年金制度のあり方が先進諸国で問題となっている。公的年金との比較の視点から私的年金(企業年金)の役割や経済的影響を解説したOECD報告。
内容説明
本書の内容は、年金制度に関する公私の役割分担、企業年金に対する政策規制のあり方、公平性・適正性・安全性という公共的な視点に立った企業年金分析など多岐にわたる。そしてその中には、企業年金のあり方を検討する上で考慮すべきポイントが随所に示されている。
目次
第1章 公的年金と私的年金の役割分担の変化
第2章 OECD諸国の私的年金制度の相似点と相異点
第3章 私的年金の公平性
第4章 私的年金の適正性
第5章 私的年金と税制―費用と結果
第6章 企業年金に対する規制―公平性、適正性、安全性の強化
第7章 企業年金の安全性―財務、経営、ポートフォリオ管理
第8章 企業年金の経済効果
第9章 年金の経済的・政治的側面―選択肢の評価
補章 諸外国の決断と日本の選択