内容説明
千年分の相撲部屋の苦労を引き受けた大相撲常盤山部屋第十七代おかみの「人情」の哲学。
目次
千年おかみとは
消滅間際の千賀ノ浦部屋を引き受けて―終わりの匂い
貴乃花部屋消滅に伴い、貴乃花氏の弟子を引き受けて―どの子も我が子
貴景勝初めての幕内最高優勝直後の貴ノ岩の暴力問題からの引退―強くて幸せな力士
貴景勝の大関昇進と貴ノ富士の二回目の暴力問題―コップの水
引越しのタイムリミット迫る中、コロナ禍での相撲部屋探し―だれかが風の中で
「常盤山部屋」創設―目ではみえないなにか
創設五ヶ月での貴源治の大麻問題―ひとつ。嘘をつかない
一五〇メートルの断崖絶壁でかかと五センチだけを残して―再びコップの水
若き日のこと―「その日―タカミスギ」
常盤山親方の懐―人情とは
千年おかみの哲学―それでも笑うということ
著者等紹介
モリムラルミコ[モリムラルミコ]
詩人、第十七代常盤山部屋おかみ(本名:非公開)。梅光女学院大学短期大学部日本文学科卒業。FM局アナウンサーを経て、1988年自身の詩から生まれる「身体詩」という新しい演劇ジャンルを切り拓き、自身とオーハシヨースケ氏が共同代表として設立した芸術劇団「TAICHI‐KIKAKU」の作・演出・パフォーマーとして世界24ヵ国50都市の国際演劇祭等より招聘され海外公演を実施、国際的に高く評価される。1999年に致知出版社より自らが世界を駆け巡る写真と詩を編んだ『身体詩抄 光るなみだ』刊行。2012年NPO法人「祈りの芸術TAICHI-KIKAKU」を設立し、初代理事長に就任。2016年からは相撲部屋のおかみに専念し、裏方として夫である十七代常盤山太一親方を支え力士の育成に取り組む。2026年3月に十七代常盤山親方は相撲部屋の師匠としての停年を迎える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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