内容説明
孔子も心読した古典中の古典帝王学の教科書をここに読み解く。「満は損を招き、謙は益を受くこれすなわち天道なり」―『書経』は名言の宝庫である。
目次
第1講 堯典、舜典を読む(人間を中心に政治や経営のあり方を説いた『書経』;天に代わって天の願いを実現するのが人間の役割 ほか)
第2講 大禹謨、皋陶謨を読む(言動に慎重になることが政治や経営の安定につながる;トップは全体への影響を考えて自分を律していく必要がある ほか)
第3講 禹貢、湯誓、仲〓之誥、伊訓を読む(国家運営の好例としてアメリカでも読まれる「禹貢」;国家経営の基本中の基本は耕地を広げること ほか)
第4講 太甲、説命、泰誓、武成を読む(新しいトップをどのように教育するか;神や先祖の助けがあって王になったことを忘れてはいけない ほか)
第5講 洪範、旅〓、無逸、周官を読む(リーダーが修めなければならない「彝倫」とは何か;正しい社会には「五行」がしっかり息づいている ほか)
著者等紹介
田口佳史[タグチヨシフミ]
昭和17年東京生まれ。東洋思想研究家。日本大学芸術学部卒業。新進の記録映画監督として活躍中。25歳の時、タイ国で重傷を負い、生死の境で「老子」と出合う。以後、中国古典思想研究に従事。東洋倫理学、東洋リーダーシップ論の第一人者として活躍。大企業の経営者や経営幹部などからも厚い支持を得る。47年イメージプラン創業、代表取締役社長。現在は会長。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。