内容説明
一日一詩、読むだけで生きる力が湧いてくる。10,000作品の中から選んだ名詩篇。
目次
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著者等紹介
坂村真民[サカムラシンミン]
明治42年熊本県生まれ。昭和6年神宮皇學館(現・皇學館大學)卒業。22歳熊本で小学校教員になる。25歳で朝鮮に渡ると現地で教員を続け、2回目の召集中に終戦を迎える。21年から愛媛県で高校教師を務め、65歳で退職。37年、53歳で月刊個人詩誌『詩国』を創刊。18年97歳で永眠。仏教伝道文化賞、愛媛県功労賞、熊本県近代文化功労者賞受賞
藤尾秀昭[フジオヒデアキ]
昭和53年の創刊以来、月刊誌『致知』の編集に携わる。54年に編集長に就任。平成4年に致知出版社代表取締役社長に就任。現在、代表取締役社長兼編集長。『致知』は「人間学」をテーマに一貫した編集方針を貫いてきた雑誌で、平成25年、創刊35年を迎えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ホシ
19
詩を味わう感性は乏しい私ですが「言葉の一つ一つが輝く」の意味を初めて知った思いです。母、自然、神仏、聖人、そして詩を思う坂村翁の魂の叫びが伝わります。特に好きな詩は4月18日の「光と風のなかを」。私の境遇や普段、思っていた事と重なる部分があり、読んで胸打たれ、目頭が熱くなりました。坂村翁は詩作にあたり言葉の原典を求めて膨大な仏典を渉猟し、ついには片目を失明寸前まで追いやったそうです。気迫が違います。必ず自分を奮い立たせる詩が一つは見つかるはずです。多くの人がこの詩集に出会ってほしい、そう思いました。2021/02/09
土井あゆみ
2
坂村真民さんの格言が書かれている1冊。この方を知ったのは、この格言を教えてもらったことがきっかけです。全ての人が幸せを求めている。しかし幸せというものはそうやすやすとやってくるものではない。時には不幸という帽子をかぶってやってくる。だからみんながにげてしまうが実はそれが幸せの正体だったりするのだ。 という言葉がきっかけです。言葉ひとつで自分の現状を振り返るきっかけにもなりますね。言葉には力がある、をまさに感じる格言です。2020/03/09