内容説明
発想法、人生哲学、歴史学習法、志の立て方、生活の心得まで運を引き寄せる箴言366。
著者等紹介
渡部昇一[ワタナベショウイチ]
昭和5年山形県生まれ。30年上智大学大学院西洋文化研究科修士課程修了。ドイツ・ミュンスター大学、イギリス・オックスフォード大学留学。Dr.phil,Dr.phil.h.c.平成13年から上智大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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forest rise field
18
2022年1月からコツコツと。渡部昇一先生は英語学者でありながら、西洋・東洋の哲学、歴史など幅広い著書がある。故に様々な視点からの金言が得られると思った。1回読んだだけじゃなかなか記憶には残らないが、持ち歩いて何度でも読み返したくなりました。2022/12/07
かず
17
去年の8月24日から読み始めて1週間前ほどに1周終わったものの、今まで記録を放っておいた。理由は、既にこのシリーズを私が必要としなくなっているからだと思う。現に、特段記憶に残っている言葉はない。このシリーズは日々読んで人生のよすがとなるものを見つけるのにとても良いが、それを既に見つけた人は、本著を読むよりも実学書を読む方が良い。シリーズ全20冊ほどをこつこつ買い集め、毎朝始業前30分を充てて読んでいたが、11月から資格の学習に充てるため、中断した。それが終わった現在は外国語の勉強に充てている。2021/01/17
ue3104
6
これだけを読んでおけばよろしいと、顧問税理士の先生から言われ、そして、頂いた一冊。全部、線を引きたくなるような内容で、自分の人間としての器の小ささにうんざりしてきた。繰り返し読む一冊になりそう。2021/07/28
イカカイガカ
5
渡部昇一師による運を引き寄せるための箴言が集められている。〈動かない人に運は生まれようもないし、好運のめぐりようもない〉〈「工夫しての苦労でなければ、苦労の中からなにものも得ることができない。工夫なき苦労は一文の価値もない」―野間清治の言葉」〉〈どういう本を読んだとか、どういう勉強をしたとか、どういう先生についたとか、そんなのはほかの人から見ればどうだってかまわない。あなたがどういう行為をするかなのです〉。表紙にある「知を磨き、運命を高める」という言葉が、まさにぴったりな一冊。2017/05/26
kota
4
渡部昇一。「知の巨人」で検索して知った人物。氏の著書を読むのは初めて。英語学者でもあり、哲学者でもあり、知の巨人でもあった。残念ながら2017年4月にお亡くなりになっていた。本書を読んで感じた事は、氏は徳に満ちあふれていること。根源の一つにあるのはソクラテスなのかな。随所に知恵、勇気、正義、節制、敬虔の大切さを感じる。「運」について首肯されているところも興味深い。運を引き寄せるには、苦労から逃げず絶えず強い意志を持って生きることが大事。年齢と共に肉体は衰えても精神は衰えない、進化し続ける、は良い言葉。2020/02/05