内容説明
いまも論語が面白い。いまも論語に生きている。百歳、なお論語を説いてやまず。
目次
第1講 「瞼の母」が導いた『論語』との縁(わが師、安岡正篤先生の言葉を胸に三十五年の山篭り;死を覚悟すると人間の心は平安そのもの ほか)
第2講 わが師父・安岡正篤先生と『論語』のかかわり(母の大恩を思い、宇宙根源の働きに感謝する;「孝弟」こそが人間の道の根本となる ほか)
第3講 道縁が結んだ孔子の子孫たちとの出会い(『老子』と「易」と『古事記』を貫く万物誕生のしくみ;血縁、地縁、心縁、道縁 ほか)
第4講 孔子の道を後世に伝えた曾子(少なくとも六十万人以上は存在する孔子の子孫;孔子の教えを体にしみ込ませて成長した曾子 ほか)
第5講 心に響く『論語』の言葉(天が決めるものに対して人間は無力である;何より大切なのは人間としての基本的な行いがしっかりできること ほか)
著者等紹介
伊與田覺[イヨタサトル]
大正5年高知県に生まれる。学生時代から安岡正篤氏に師事。昭和15年青少年の学塾・有源舎発足。21年太平思想研究所を設立。28年大学生の精神道場有源学院を創立。32年関西師友協会設立に参与し理事・事務局長に就任。その教学道場として44年には財団法人成人教学研修所の設立に携わり、常務理事、所長に就任。62年論語普及会を設立し、学監として論語精神の昂揚に尽力する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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