内容説明
「『論語』を宇宙第一の書」とした伊藤仁斎。その弟子たちとの問答集に学ぶものは多い。伊藤仁斎、畢生の大作『童子問』を読む。
目次
第1部 『童子問』を読む(孔子孟子の世界に立ちもどった伊藤仁斎;伊藤仁斎、畢生の大作『童子問』を読む;名言で整理する『童子問』のポイント)
第2部 伊藤仁斎の人生と学問(日本人の儒学を確立した伊藤仁斎;伊藤仁斎小伝―本物の知識人にして五男三女の父;逸話に見る大人・伊藤仁斎の素顔)
著者等紹介
渡部昇一[ワタナベショウイチ]
昭和5年山形県生まれ。30年上智大学文学部大学院修士課程修了。ドイツ・ミュンスター大学、イギリス・オックスフォード大学留学。Dr.phil.、Dr.philh.c.平成13年から上智大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ue3104
1
改めて「論語」と「孟子」を学びたくなった。人生の大きな目的は、自分を高め、世の中を良くするために自分の力を使うことだと思う。大きな人間になりたいと思う。2024/02/01
Kenichi Kawabata
0
1096 渡部昇一先生のサイン本が積読状態でした。儒教というと難しいですが、素直に「正しい」ことをできる人間でありたいと思います。2024/12/14
furuyama
0
面白かった。時間ができたら孟子ー>孔子の順で読んでみたくなった2024/03/05
snow
0
道徳を学ぶテキストとして使用しましたが、人道について考えさせられました。それにしてもここまで仏教を否定されたのは初めてだったので少しショックでしたが、仁斎の言うのは仏教は己一人の悟りを求めるものとのこと。人道は公共の利益を考えるということから論語と孟子を学べばよいとのことでした。じっくり読んで身につけたい本でした。2021/06/23