内容説明
二宮金次郎は農村指導者であって、学者ではない。したがってその教えは机上の学問ではなくて、困難な農村復興の中から生まれてきた実践哲学である。その故に、この教訓は、現代の我々の生き方や、経済活動にも、ぴったり当てはまる教えなのである。
目次
第1章 生家の復興―若くして身につけた実践哲学(少年時代から芽生えた勤労の哲学;「けち」ではなく「物の徳」を生かす精神 ほか)
第2章 桜町領の復興―自らの家も土地も売り払い復興に賭ける(百姓から武士に―藩主から抜擢された復興事業;無類の町を廻る日々 ほか)
第3章 関東一円の復興―成功の鍵は卓抜なアイデアと果敢な行動(引きも切らず金次郎のもとに集まる人々;報徳の模範と金次郎が讃えた片岡村 ほか)
第4章 『二宮翁夜話』に学ぶ三十五の教え(風呂の水;まず他人のために尽くす ほか)
著者等紹介
三戸岡道夫[ミトオカミチオ]
昭和3年静岡県生まれ。28年東京大学法学部卒業後、協和銀行(現・りそな銀行)入行。副頭取を最後に作家活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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