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内容説明
日本の思想史を激震させた山鹿素行の幻の名著。三百年余の時を経ていまここに復刻。
目次
皇統(天先章;中國章;皇統章;神器章;神教章;神治章;知人章(神知章)
聖政章
禮儀章
賞罰章
武徳章
祭祀章
化功章)
附録(或疑)
著者等紹介
荒井桂[アライカツラ]
昭和10年埼玉県生まれ。東京教育大学文学部卒業(東洋史学専攻)。以来40年間、埼玉県で高校教育、教育行政に従事。平成5年から10年まで埼玉県教育長。在任中、国の教育課程審議会委員並びに経済審議会特別委員等を歴任。16年6月以来現職。安岡教学を次世代に伝える活動に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
isao_key
8
『中朝事実』は素行全集にしか収録されておらず、一度読んでみたいと思っていた。最近になって本書が出版されようやく読みたかった書が読めた。解説にあるように、『中朝事実』は素行の長い求道研鑽、精神遍歴の集大成、総仕上げというべき日本学の書である。応神天皇以前、「漢意」(からごごこ)の影響を受けてしまう以前の『日本書紀』などの記述に基づいた万世一系の皇統の優位性を、『易経』『中庸』などの理論を基に立証していった。『日本書紀』の本文を抜粋し、そこに書かれた中朝たる日本、天皇の真の姿を書きあらわそうとした啓蒙書。2015/04/12
Ohe Hiroyuki
1
配流の処分を受けるなどの憂き目にあいながらも、精力的に活動し続け「山鹿流」ともいう兵学を生み出した山鹿素行による日本書紀の講読書である。▼本書には「大事なことは日本書紀にある」というスピリッツが流れている。漢籍に頼らずとも日本書紀を読めば、日本が分かり、そして何をするべきかが分かると山鹿素行は語る。▼本書は日本書紀の講読でありながら、頁の順番ではなく、トピックごとに整理がされている。▼日本書紀を通読したことはあっても、読みながらここまで深く考えることはなかった。我が国を考えるうえで重要な本である。2022/09/30
8483104
0
#fb 漢文が読めないと深く理解出来ない。将来また読むかもしれない。2015/03/28
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