内容説明
武士の娘だった「祖母の言葉五十五」。女性の品格を磨くための深い知恵がここにある。
目次
第１章 生きる指針となる武士道「義は人の道なり」（女性の義とはなにか）
第２章 妻の武士道「愛ある者は勇敢である」（夫婦として生きていく覚悟；危難に立ち向かう勇敢な妻になる；夫の浮気には決然とした態度で挑む；一家の盛衰は夫婦の絆にかかっている）
第３章 母の武士道「克己心こそ教育の根幹」（子どもに与えるべきは物より心；子を育てることによって己を律す；克己心を育む；子どもの心に故郷をつくる）
第４章 働く女性の武士道「徳は本なり、財は末なり」（才能を世のために使うのが仕事；人にやさしく、自分に厳しく；誇りをもって事に使える；上に立つ者ほど頭を下げる）
第５章 己に克つために武士道「心を平静に保つ」（目の前の一歩を最良の一歩にする；日本人の精神を支えてきたもの；いつかは、真の強さを備えた穏やかな女性に）
著者等紹介
石川真理子［イシカワマリコ］
昭和４１年東京都生まれ。文化女子大学（現・文化学園大学）卒業。編集プロダクション勤務を経て結婚後はフリーライターとして活動（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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瑪瑙（サードニックス)
45
武士の娘だった祖母の言葉を「女子の武士道」としてまとめて解説されてありました。おばあ様の言葉は確かに納得できるものもありました。でもなかなか実行するのは難しいです。それだけ私は甘いのでしょうね。2019/06/21
みっこ
41
著者の方が、武士の娘であったお祖母様の言葉をまとめた一冊。今のように生き方を選べない時代、与えられたものを享受し、運命を受け入れていく女性の強さを感じました。辛いことがあるのは、お天道様が見込んでくれているから。まず受け入れなければ、どう歩いたらよいかも学べない。書いてあることは当たり前のようで、忘れがちなこと。一見古くさいようですが、逆に新鮮でした。一番心に残ったのは『強いというのは穏やかであること。』という言葉。強く優しい人になるのが、一生を通じての目標。ヒントをもらった気がします。2015/07/21
左端の美人
34
「武士道における強さとは敵を打ち負かす強さではなく、ひとえに自分の弱さ(ありとあらゆる欲望、私利私欲)に打ち勝つことです。無私と忍耐を培い、道徳を貫くために行動する克己心こそが強さです。そして、この克己心の究極は心を平静に保つことでした。なにがあろうとも冷静沈着に対処するためには、どんなことにも慌てない、揺るぎない心を持たねばなりません。」女性として、人間として強く生きよう。自分の生き方に誇りを持っているからこそ謙虚に誠実に行動する。武士道も読んでみたい(これ欲望？)2015/11/11
カピバラ
33
自分の祖母が言って聞かせてくれてた言葉もちらほらあり、昔の女性は凛として素晴らしかったんだなぁ。と改めて思った。時代錯誤かもしれないけど、夫を立てる妻でありたいと思った。2014/12/10
まちこ
28
分かっていてもなかなかできることじゃない事がいっぱい。でも遠くの頂に怯まず今踏み出す一歩を最善の一歩にするために自分を磨こう。読書100篇で少しは頭に残って実践できるだろうか？2015/10/19
