出版社内容情報
2001年にスタートした自主保全士検定試験は、設備に強いオペレーターとなるために必要な4つの能力「異常発見能力」「処置・回復能力」「条件設定能力」「維持管理能力」を身につけることを目的としています。
これまでに295,000人の方々が受検する製造業・現場オペレーターに人気の検定試験です。2024年には受検者が15,000人を超えました。
試験は学科と実技に分かれており、JMAMでは公式テキストとともに、毎年問題集を出版しています。これらを活用することで、基礎から系統だった学習が可能です。受検対策としては、関連項目をまとめた比較表や系統図を作成したり、頻出項目ポイントをまとめたノートの作成が有効ですが、実際は時間的制約もあります。そこで受検者に替わって、ひとめで見渡せて記憶の整理が可能な「サブノート」を作成しました。
本書の特徴は以下のとおりです。
・実技と学科をひとまとめ
・表や系統図による知識の整理
・機械や仕組みを絵解きで解説
・記述事項は必要最小限(出題傾向の事項のみ)
・試験の細目ごとにまとめて整理
・基本的には見開き解説で、現場の日常業務でも資料集としても使える
【目次】
第1章 生産の基本
1 安全衛生
2 5S
3 品質
4 作業と工程
5 職場のモラール
6 教育訓練
7 就業規則と関連法令
8 環境への配慮
第2章 生産効率化とロスの構造
1 保全の発展と考え方
2 生産保全(PM:Productive Maintenance)
3 TPMの基礎知識
4 ロスの考え方
5 設備総合効率(OEE:Overall Equipment Effectiveness)
6 装置の8大ロスとプラント総合効率
7 故障ゼロの活動
第3章 設備の日常保全(自主保全活動)
1 自主保全の基礎知識
2 自主保全活動の支援ツール
3 第1ステップ:初期清掃
4 第2ステップ:発生源・困難個所対策
5 第3ステップ:自主保全仮基準の作成
6 第4ステップ:総点検
7 第5ステップ:自主点検7
8 第6ステップ:標準化 第7ステップ:自主管理の徹底
第4章 改善・解析の知識
1 解析・改善手法
2 QC七つ道具
3 新QC七つ道具
4 なぜなぜ分析
5 PM分析
6 IE(Industrial Engineering)
7 段取り作業の改善
8 価値工学(VE:Value Engineering)
9 FMEAとFTA
第5章 設備保全の基礎
1 機械要素
2 潤滑
3 空気圧・油圧
4 電気
5 工作機械
6 工具
7 材料
8 測定器具
9 図面の見方