出版社内容情報
コロナ禍以降、働き方の変化、経済活動への不安、またかつて経験したことのない規模の自然災害など様々な「想定外」の状況が日常に迫り、日々リスクや不安にさらされる時代。
ビジネス環境においても、急激な組織の体制変化・業務変化・リモートやAI等のビジネスツールの変化がまきおこり、今まで通用していた社会通念が大きく変わってしまいました。
働く環境において、先の見えない不安定な状況は一個人にも降りかかってきています。
ビジネスは対面で行われるものがすべての基本であった時代からオンラインでのやり取りが主流になり、アフター5での親交も積極的に行うことが躊躇われる時代において、他者との関わりが希薄になり、人と円滑なコミュニケーションを取ることに苦手意識を持つ若い世代が増えています。
人間関係が上手く構築できないために、希望した企業もすぐに辞めてしまうという問題は社会現象にもなっています。
ビジネスにおいて、すべてが思い通りになることはまずありませんが、人から信頼されている、頼りにされていると実感できることで仕事へのやりがいや意欲が高まり、充実したビジネスライフを送ることができます。
信頼されるということは、人としての資質もありますが、ビジネススキルとして習得することもできるものです。
本書では、25年間CAとして現場でサービスにあたり、エグゼクティブの振る舞いや人への対応力を目の当たりにしてきた著者が、「信頼される人とはどんな人か」にフォーカスし、その振る舞いを紹介。
初対面でも人の心をつかみ、信頼される人物になるための秘訣を解説します。
内容説明
25年間CAとしてフライトを重ねてきた著者だからわかるファーストクラスのエグゼクティブが実践する、一流の振る舞い方。
目次
第1章 第一印象を制する(失敗しても取り返しはつくが、取り返すのに時間がかかるのが第一印象;印象の良し悪しは相手が決める ほか)
第2章 細やかな観察力を身につける(観察力は好奇心、「興味を持つ」ことから始まる;まずは客観的に自分を観察する ほか)
第3章 徹底的に礼節をわきまえる(「外見よりも中身が大事」の誤解;信頼を得るためには礼節が不可欠である意味 ほか)
第4章 口よりもまずは耳を働かせる(信頼を得る第一条件は「口の堅さ」;「ココだけの話」が多い人は自ら信頼を失っている ほか)
第5章 「動」より「静」が信頼の決め手になる(高級ホテルは「静」の世界;音に対する感性が高い人は、人に対する感性も高い ほか)
著者等紹介
山本洋子[ヤマモトヨウコ]
株式会社CCI代表取締役。人財育成コンサルタント、キャリアコンサルタント、元JAL国際線チーフパーサー、客室マネージャー。奈良県生駒市出身。1985年JAL入社。25年間在籍する。チーフパーサーとしてファーストクラスを担当。天皇陛下や海部元首相特別便乗務に選抜される経歴を持つ。各界の著名人をはじめとした国内外のVIPに接してきた。その間、客室訓練部にて教官として約1000人のCAを育成し、CA採用面接官も務める。管理職客室マネージャー昇格後は、CA評価制度を策定、マニュアル改定等査察官としてサービス品質を向上させた。退職後は外資系保険会社で7年間コンサルティング営業に従事。航空会社と保険会社で培ったおもてなし力とリーダーシップ力、コミュニケーション力を武器に2018年株式会社CCIを設立。現在は企業研修や講演で全国を飛び回る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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