出版社内容情報
全国の中小企業の後継者不在率が高い水準で推移している。 全国的には事業承継をめぐる状況がが少し改善してきているが、一方でM&Aの仲介を目的とする業者・地銀などから中小企業の社長宛に大量のDMが届いている状況でもある。 事業承継・M&Aのニーズの高まりにより、中小企業を顧客とする士業等の専門家もそのニーズに応えていく必要がある。 本書では親族内承継をM&Aの特殊な一類型と捉え、事業承継・M&Aの基本概念を正確に捉えるように骨格を説明するとともに、事業承継・M&Aを円滑に行えるようにそのノウハウを記載する。 本書を読むことによって、従来は難解で読みにくかった他の事業承継・M&A関連の書籍も、すらすら読めるようになるはずである。それにより、多くの中小企業が、事業承継・M&Aを通じて「課題解決先進企業」となっていくことを目指す。
内容説明
事業承継は、企業の歴史の中で非常に重要な節目です!単なるリーダーシップの交代ではなく、企業が新たな段階へ移行するための成長戦略だと捉えて最適解を見つけるためのメソッドをお伝えします!
目次
第1章 事業承継の必要性
第2章 親族内承継と親族外承継(M&A)の類型分析
第3章 承継意思決定のフレームワーク
第4章 合意形成の留意事項
第5章 セルサイド(譲渡者または先代経営者)の準備
第6章 バイサイド(譲受者または後継者)の準備
第7章 FAまたは仲介の役割
第8章 デューデリジェンス
第9章 バリュエーション
第10章 PMI(承継後計画)
著者等紹介
西本隆文[ニシモトタカフミ]
公認会計士・税理士・不動産鑑定士。税理士法人AAA代表社員、株式会社AAA鑑定代表取締役、西本公認会計士事務所所長。2005年慶應義塾大学商学部卒業。2016年税理士法人AAA設立代表社員就任、同年株式会社AAA鑑定代表取締役就任。会計・税務・会計監査・不動産鑑定の通常業務のみならず、1世紀を超える老舗企業を複数世代に跨って支援してきた経験や、事業承継型M&AのFA・仲介・デューデリジェンス・バリュエーション等さまざまな立ち位置での関与実績多数。首都圏・近畿圏のみならず全国的に業務展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。