出版社内容情報
地方公務員ならではの観点による志望動機を、自らの言葉で考えてつくる受験対策本。
人口の減少、産業の衰退、自然災害の発生などといった社会を取り巻く「不安」の隣や、住みやすいまちづくりの実現、まちの活性化などといった未来に対する「期待」の隣には、いつも地方公務員の仕事があります。時に批判や心ない言葉を受けながらも、人を支え、社会を支える役割を陰ながら担っています。
この仕事に少しでも興味・関心を抱く若者のキャリア支援を目的として、著者が2013年に立ち上げたのが『きりんゼミ』(公務員受験者向け勉強会)。公務員に求められる考え方やスキルの養成、地方自治体の仕事理解などに焦点を当て、選考全般を通してフォローしており、難関自治体での選考突破などで成果を上げています。
特に力を入れているのが、「志望動機の形成」。志望動機は、受験へのモチベーションの維持だけでなく、採用選考の採否を分ける重要な項目だからです。本書では、「何となく」という思いから学習を始めた方でも確固とした志望動機を作成していけるような考え方や手法、そして志望動機を軸にした応募書類の作成や面接選考などを想定した対策のポイントを網羅しました。いずれも『きりんゼミ』で多くの受験生を本採用に導いたノウハウです。
また本書では、志望動機を形成する際に不可欠な「公務員の仕事理解」について、『きりんゼミ』OB・OGの現職公務員に対するロングインタビューに多くの紙面を割きました。若手~中堅の公務員の皆さんが、現場でどのような思いで働いているかを伺い知ることもできる1冊です。
本書を通じ、揺るぎない志望動機とともに公務員受験を完走・突破し、公務員としてのキャリアを切り拓きましょう。
内容説明
突破に必要なのは模範回答ではなく、志望動機が伝わること。面接官に「熱意」を感じさせる内容や構成のコツ。多彩な現職公務員の声から知る地方公務員のリアル。ワークを交えた自己分析や自治体研究の方法。学生キャリア指導のプロが教える志望動機のつくりかた!
目次
第1章 地方公務員とは
第2章 地方公務員になるには
第3章 志望動機形成のコツ
第4章 地方公務員のリアルを知ろう
第5章 志望動機を使った面接対策
第6章 地方公務員受験役立ちツール
著者等紹介
滝井元視[タキイモトミ]
高崎商科大学短期大学部准教授。メディアセンター長。1978年福岡県北九州市生まれ。中央大学商学修士課程修了。大学院で租税法の面白さに目覚め、一時はその道の研究職を目指していたが、当時の指導教授からの「現場を知らないヤツはダメだ」の一言に感化され、公務員受験に方向転換。地域密着の仕事と税務の両方を叶えられる職場として2004年に都内の市役所に入職する。入職後は、市有財産管理、労働行政、工業振興、農業振興、観光などに携わる。2011年にキャリアコンサルタントとして独立後は首都圏の大学生のキャリア支援に従事。現在は現任校にてキャリア支援(キャリア教育、就職支援など)を担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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