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出版社内容情報
業績目標達成や部下育成に加えて、リモートワークでのマネジメント、ウェルビーイング、エンゲージメント向上等々……現代のマネジャーは、一昔前のマネジャーよりも対応すべきイシューが多く、かつてないほどに忙しい状況に追いやられている。
そのため、気がかりなことで常に頭の中が占拠され、しっかりと休めていないマネジャーが多い。
そうした過酷な状態では、常に落ち着いて望ましいパフォーマンスを出すことは難しい。
感情的になって、チームメンバーにつらく当たってしまったり、あるいは逆に、メンバーに遠慮して仕事を任せられず、自分で巻き取り続けてしまったり、といったことが起きる。
蓄積した疲れを見せたり、不機嫌な様子を見せていると部下も上司に対し緊張感や不信感を抱き、部下の行動を変えるような深い対話を行うことも難しくなる。
大きな成果にはつながらず、ムードや関係性も悪くなるという負のループがチームの中で繰り返されることになる。
そこで本書は、マネジャーの、自他への「観察力」を高めることで、この負のループを断ち切る方法を解説する。具体的にはマネジャーが、自律神経系の理論である「ポリヴェーガル理論」を知り、それを基に自分と他者の心と身体の観察と調整ができるようになることで、精神的な余裕や落ち着きを取り戻すことができる。どんなに疲れていても感情的にならず、相手の状況を慮りながら、言うべきことを伝える対話ができたり、チームで、安心して仕事を進める環境をつくり出すことが可能になる。
内容説明
「真っ赤な顔で怒る」部下も「顔面蒼白で固まる」部下もただただ、安心したい。身体・思考・感情を観察すると見えてくる、本当の心―。自律神経系の学説「ポリヴェーガル理論」でマネジメントが変わる!
目次
第1章 なぜ「観察」が重要なのか?
第2章 何を、どうやって観察するのか?
第3章 赤のモード(闘う/逃げる)を観察する
第4章 青のモード(固まる/動けなくなる)を観察する
第5章 緑のモード(安心する/つながる)を観察する
第6章 ブレンドされるモード
第7章 部下育成や対話への活用
第8章 観察力を高めるエクササイズ
著者等紹介
白井剛司[シライタケシ]
1993年に博報堂に入社後、約10年間営業に従事した後、人材開発戦略局にて社内の人材育成に携わる。2007年よりOJTトレーナー育成プログラムを開発・推進。その後HRBP(事業部支援)やマネジャー支援も担当。2022年同社を退社後、ビジネスパーソンを対象にセルフマネジメントやマインドフルネスプログラムを提供。現在は株式会社ロッカン(ROKKAN)代表として人材育成、組織支援、マインドフルネス、農業やDIY、アウトドアワークなどの心身を扱うプログラムを家族とともに提供(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。