出版社内容情報
「調剤報酬請求事務」は、薬剤師の下で支援補助業務を行う「調剤(薬局)事務」の実務を意味し、またその技能を測るための民間検定の総称です。
検定試験としての「調剤報酬請求事務」は、調剤薬局で患者が支払う調剤料を適切に算定する知識と技能を問うもので、検定の取得自体は業務に必須ではありません。しかし、就職や待遇で有利になることもあり、各種検定を合わせれば、年間のべ数万人が受験しています。一方で、調剤料に係わる調剤報酬の項目や薬価点数などについては1~2年で改定され、さらにコロナ禍などの特殊な状況では半年に1回の頻度で変更となることもあり、これらの知識に対するアップデートが欠かせません。
本書は調剤事務に関する重要なポイントを整理して解説を加え、また豊富なレセプトに関する演習問題を収録しました。2023年4月時点での調剤報酬点数および薬価点数の改定に対応した最新版として、検定や実務学習に役立つ1冊です。
内容説明
保険薬局・医薬品・医療保障制度などの基礎知識から、処方箋の見方・算定の方法・レセプト作成まで解説。各章の知識を確認する章末チェックテストの小問ごとに、検定試験の出題分析による重要度をランク付け。調剤録やレセプトの点検・作成に関する計19のケーススタディを演習問題として収録。
目次
1 保険薬局の基礎知識
2 医薬品の基礎知識
3 医療保障制度
4 処方箋の見方
5 調剤報酬の算定
6 レセプト(調剤報酬明細書)の作成
7 調剤報酬ケーススタディ
-
- 和書
- 有斐閣現代心理学辞典