出版社内容情報
建設、情報技術、医療から映画、音楽、ビデオゲームのプロジェクトの現場でも、プロジェクトマネジメントの実務は進化し続けています。従来の建設プロジェクトでは最初に企画のすべてを決める「ウォーターフォール型(予測型)開発」が主流でした。しかし、システム構築やソフトウェア開発に見られるように、高速でトライアンドエラーを繰り返しながらプロジェクトを完成に導く「アジャイル型(適応型)開発」のニーズが急増しています。
本書はその流れを受けて、プロジェクトマネジメントの全体像を俯瞰しながら、アジャイル型開発に主眼を置いた実務者のための実践ガイドです。また、アジャイル型開発の要素を多く取り入れた2022年に発行となった『PMBOK?ガイド第7版』にも対応した内容です。
内容説明
全員で結果を出すための実践に強いスキルが身につく。すべてのステークホルダーがプロジェクト終了後に笑顔になれる常勝のプロジェクトマネージャーを目指そう!PMP資格取得にも役立つ。
目次
第1部 価値を実現するプロジェクトマネジメント―イノベーションは、プロジェクトによって実現する(リーダーシップ―プロジェクトマネージャーに求められるリーダーシップ;プロジェクトとプロジェクトマネジメント―プロジェクト環境を理解し、成功を定義する;価値を生み出す開発アプローチ―プロジェクトごとに最適なものを選択する)
第2部 プロジェクトの定義―ビジネスケースを創出し、成功を定義する(プロジェクトの立上げ―課題や機会を価値あるビジネスケースに変える;コラボレーション―ステークホルダーを巻き込み、協力を得る;ルール―プロジェクトのルールを定め、合意形成する)
第3部 プロジェクトの計画―不確実性を管理し、成功の可能性を高める(リスク・マネジメント―プロジェクト全体で継続的にリスクを管理する;WBS―作業を分解し、管理を容易にする;計画―必要十分な詳細度で現実的なスケジュールを立てる;アジャイル―変化する要求を管理し、段階的に価値を提供する;見積り―適切な手法を使い、予算と期間の基準を作る;資源―トレードオフを踏まえ、貴重な資源のバランスをとる)
第4部 プロジェクトの実行とコントロール―最高のチームで、プロジェクトを遂行する(チーム―最高のチームを作る;コミュニケーション―意識して仕組み化し、プロジェクトを確実に進める;チェンジマネジメント―人を動かして、結果を出す;変更管理―期待値を管理し、価値を提供する;進捗状況の測定―成果とパフォーマンスを測定する)
第5部 プロジェクトと企業戦略―組織的プロジェクトマネジメントを実践する(企業戦略との連携―プロジェクトマネジメント・オフィスによる組織的支援を実現する;要求―要求を分析し、ソリューションを進化させる;品質と改善―プロジェクトに品質を組み込み、継続的に改善する)
著者等紹介
中谷公巳[ナカタニヒロミ]
アクシスインターナショナル株式会社代表取締役。プロジェクトマネジメント、アジャイル開発、クラウドコンピューティング、サイバーセキュリティ、システム監査を中心としたコンサルティングやトレーニングを専門に活動。PMI会員、PM学会会員、PMI認定講師。Scrum Alliance認定スクラムプロフェッショナル(CSP‐SM/CSP‐PO)、SAFe認定SPC、CompTIA Project+/CTT+など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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