出版社内容情報
知られざる前半生から本能寺の変の真実までここまでわかった天下の謀反人の実像!最新研究が解き明かす謎多き智将・明智光秀のすべて
内容説明
ベールに包まれた前半生、信長家臣団随一の部将としての活躍、本能寺の変当日の動向、秀吉に敗れるまでの最後の十二日間―なぜ、光秀は本能寺の変を起こしたのか?なぜ、長らく悪人とされてきたのか?すべてがこの一冊で明らかになる!
目次
プロローグ 明智光秀と本能寺の変(彗星のごとく歴史の表舞台に現れ、そして超新星のごとく散った謎多き智将;チャートで読む!ドキュメント本能寺の変)
第1章 謎に包まれた光秀の生涯を探る!(明智一族の出自は名門・土岐氏なのか?;光秀の生年はいつなのか? ほか)
第2章 光秀の家族・性格・教養・伝説(光秀の妻と子どもたち;同時代人の見た光秀 ほか)
第3章 本能寺の変と最後の12日の謎(本能寺の変をめぐる諸説の現在;「三日天下」の間に何があったのか? ほか)
第4章 もっと知りたい!明智光秀(饗応料理を再現!光秀の膳は当時の最先端だった!;知られざる光秀の城づくり ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
roatsu
21
豊富に収録されたゆかりの場所や品の写真、人物の肖像、合戦や行軍の地図など視覚的資料が読み進める上で楽しい一冊。特に天正六年正月の茶会、坂本惟任日向守会で彼が亭主として振る舞った当時最新の膳の再現料理は鮮やかで食いしん坊にはたまらない(笑)。日本史上隠れなき有名人なのに、正確な生年も判然とせず、苦労が多かったと推定される流浪の若き日々を始めその謎多き生涯は逆に、同時代の信長や細川藤孝、足利義昭など彼と関わった人物の動向、天下という畿内一円の情勢を紐解く鏡の役割を果たしているようにも思う。その名を不動のものと2020/02/24
なつきネコ@小学校に入学した化け猫
9
大河の便乗本だが、現在わかっている明智光秀を上手くまとめている。明智光秀は美化したり、異様に低く見られるから、中間像の等身大の光秀というのは違和感があるのが面白い。光秀は連歌の達人で茶技に通じてもいるイメージが教養の人だが、習いたての素人と思われる期間が見えるのは面白い。膳にあるうずらの焼鳥などはそのままの形と言うのが現代人の私はギョッとなってしまった。光秀の膳のコーナでは当時の文化ご見えて面白い。魚のすり身に2日かけて作ったので高級品だとか、生鶴汁の作り方があったから作ってみようかな。2020/09/16
tsubomi
3
2023.04.22-05.26:少し前に読んだ『明智光秀』は文章とモノクロの地図メインの本だったので、ビジュアル面を補うために読んでみた一冊。オールカラーで地図や写真が多くてわかりやすく、とくにあまりよく知らなかった山崎の戦いについて詳しくて面白かったです。そのほかに印象に残ったのは「坂本惟任日向守会」の料理。いわゆる饗応料理なのですが、鶴やウズラなどこの時代ならではの食材が登場するのが興味深く、特に‘冷たい素麺に山椒の粉をつけて食べる’というのはちょっと試してみたいなと思いました。2023/05/26
はる
1
カラーで読みやすい。2020/02/27
fuki
1
5.52020/01/12
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- 和書
- 憲法から大学の現在を問う