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死体からのメッセージ

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784800314567
  • NDC分類 498.9
  • Cコード C0295

出版社内容情報

テレビでは「科捜研の女」「法医学の事件ファイル」など、法医学関連ドラマが放映され、法医学が事件解決の重大なアイテムとなっている。本著者の押田教授は、法医学者として足利事件や袴田事件、東電OL殺人事件などで弁護側で法医学鑑定をし、冤罪であることを証明してきた、法医学界におけるDNA鑑定の第一人者である。本書では、押田教授がこれまで関わってきた事件をからめながら、法医学の見知から事件解決に至った事例を、面白く解説していくものである。

内容説明

精密な技術と最新知識に加えて迅速な行動力が求められる法医学の現場。その第一人者として、数々の事件・事故で医学鑑定に携わり、時には冤罪を証明してきた著者が、法医学者生活50年を振り返って、貴重な体験を記した。

目次

第1章 死体との対話(私を目覚めさせた「今年は豊年ですね」事件;解剖しないと真相はわからない;見えることと見抜くこと)
第2章 小説より奇な事件もある(ある赤ちゃんの殺害事件;事故につながった変わった趣味;ぐるぐる巻きにされていた死体 ほか)
第3章 事件・事件の現場から(航空機事故現場の法医学;阪神・淡路大震災の現場から ほか)
第4章 精度の増したDNA型鑑定とその問題点(科学の進歩と真相究明;別人の臓器が提出された不可解な保土ケ谷事件 ほか)

著者等紹介

押田茂實[オシダシゲミ]
1942年、埼玉県生まれ。東北大学医学部卒業。日本大学医学部法医学名誉教授。医学博士。さまざまな事件に関する法医解剖、DNA鑑定、薬毒物分析、重大事件・災害での遺体検案、医療事故の分析・予防対策など、50年にわたって法医学現場の第一線で活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

uD

18
死亡推定時刻が相続に絡んでくる話は、「なるほど確かにおもしろい!」となりましたが、現在は“同時刻”とみなす場合も多いのだとか。 DNA鑑定は数十年以上前の古い試料や微量な試料でも犯罪の証拠となります。一方で裏を返せば、犯罪には関係がないという無実を高い確率で証明することもできるということ。 科学が進歩すればするほど、鑑定人にはより慎重さや誠実さが求められ、ひいては良心まで問われることになるのかもしれません。 捏造や冤罪をなくすためには、常識という「色眼鏡」を外すことが重要となってくるように思います。2018/11/04

ふたば

7
基本的には、誰もが自分の置かれた立場で、正しく努力し、精進していると思っている。しかし、冤罪事件を見るにつけ、なぜこのようなことが、起きてしまうのか、と心の痛む思いをする。これまでに、死刑案件を含む複数の冤罪事件が取り沙汰されてきた。今でも、決着のつかない事件も多いし、中には、既に容疑者が刑期を終えたものもある。無事再審が行われ、容疑の晴れた事件もある。科学は万能ではない。それは確かなことだ。しかし、科学が解き明かす事実もまた、多い。2018/04/08

ユウ

1
法医学者として弁護側に立つ者の立場が如実に表れている。国家権力たる捜査機関が誠実な鑑定を行わないことへの猜疑、怒りが感じられる。2020/04/08

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