出版社内容情報
映画秘宝が厳選するアニメーション作品!劇場アニメやTVアニメや配信限定アニメまで、アニメ作品を幅広く網羅。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フリスビー
9
自分にとっては映画は映画であって、ドラマ、ドキュメント、アニメーションの間に垣根はない。ただ、映画はただの娯楽と思っていた自分が、「映画とは何か?」と考えるきっかけが「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」(監督:押井守)だったので、その影響は大きい。アニメでしかできない表現もあるし(「あしたのジョー2」のキラキラ輝く吐しゃ物とか)、監督の理想のビジュアルを、力量しだいでは実現できる(現実の俳優は完璧にはコントロールできない)。本書を読んで、とりあえず「アイアン・ジャイアント」が観たくなった。2018/04/28
kenitirokikuti
7
映画秘宝系でもアニメ別冊の定期刊行を始めるそうである。……てゆうか、2015年から休刊状態にあるオトナアニメのリブートになるのかな。昨年の今頃には映画秘宝exとしてアニメ号が出ていた(『片隅』が表紙)。今日、上野の東宝シネマズで『リズ』を見たのだけど、年配のおじいさんがおったりしたねえ。2018/04/28
ぷほは
5
そんな作品知らねー!とウキウキ読むことができた。虚しい話だが映画芸術の件は「あの頃ピンク撮ってた俺らはホンモノ」という鬱屈中年関係者がうっかり立場のある人間になった結果らしい。現代アートの「前衛のゾンビたち」と同じ話だ。各書き手のオールタイムベストには世代・ジャンル・国境の壁があることにやはり危機感は覚える。アメリカン・ポップを挙げる人はガルパンを挙げないし、グレンラガンを挙げる人はチェコアニメを挙げない。それぞれの優劣とは別に、エッジとフラットのバランスがピーキーなのが「アニメ」だなぁと思わせる。2018/05/02
hirokazu
3
じゃあ、順不同で。①未来少年コナン(宮崎)②装甲騎兵ボトムズ(TV+ザ・ラストレッドショルダー+野望のルーツ)(高橋)③獣兵衛忍風帖(川尻)④千年女優(今)⑤クレしん:オトナ帝国の逆襲(原)⑥ダイターン3最終話「万丈、暁に消ゆ」(富野)⑦少女革命ウテナ(幾原)⑧ガン×ソード(谷口)⑨時をかける少女(細田)⑩蟲師20話「筆の海」(長濱)。番外としてエヴァンゲリオンTV最終3話(庵野)。アニメを通じ、スタッフの人格が崩壊していく様をリアルタイムで見られたのは、今となっては貴重な体験だった。2018/05/31
4310
3
「映画芸術」のおかげで新雑誌「アニメ秘宝」が誕生!ありがとう映芸(^^)/ 殿堂入りアニメのトップに『太平洋の亡霊』というマニフェストが鮮やか。井上俊之さんが語る「アニメの演技」、會川昇さんが解説する脚本家と演出家の関係などなど、作り手からの声が読み応えありました。評論や海外アニメ情報が今後さらに充実していくとうれしいです!2018/05/02
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