見守る勇気―「世界一優秀な18歳」をサビつかせない育て方

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  • サイズ B6判/ページ数 173p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800313980
  • NDC分類 376.4
  • Cコード C0037

出版社内容情報

日本では頭のいい高校生なら誰もが目指す東大に入らないとしたらどんな選択肢があるのかを、卒業生の半数が東大に進む開成学園の校長が語る。人生のゴールは東大入学ではないと語る著者が、東大以外のほかの進路に進む具体的な方法とそのメリットとデメリット実例を挙げて示す。画一的になりがちな日本の高校大学の人材育成の欠点を踏まえて、さまざまな選択肢について、18歳個人、個人の才能にどう合わせていくべきかを教える。

内容説明

受験、進路選択…問題に直面したとき、手取り足取り教えていたら答えを出すノウハウは培われません。“見守る勇気”こそが自分で生きていく力を育むのです。

目次

1章 「世界一優秀な18歳」がサビついた40歳になる理由(日本の18歳は世界一;東大生に見る「優秀な18歳」が「スイッチオフ」になるまで ほか)
2章 海外大学へ進学するという選択肢(減少傾向だった海外留学が再び増え始めている;グローバル化という名の「広域化」 ほか)
3章 日本の大学がアメリカの大学に劣っているわけでない(世界中で最も充実した教養課程を持つ東大が大学ランキングを落とすわけ;国立大学の歴史的役割の変容―階級のロンダリング⇒階級の固定化へ ほか)
4章 18歳の選択、進路はトップダウン・アプローチで決める(手も口も出さない「面倒見が悪い学校」;生徒の関心に応える「生徒ファーストの教育」 ほか)
5章 見守る勇気「世界一優秀な18歳」のための家庭教育(子どもの中学入学は親の子育て卒業;勉強は好きなことの実現のためにある ほか)

著者等紹介

柳沢幸雄[ヤナギサワユキオ]
学校法人開成学園開成中学校・開成高等学校校長。東京大学名誉教授。1947年生まれ。開成高等学校、東京大学工学部化学工学科卒業。71年システムエンジニアとして日本ユニバック(現・日本ユニシス)入社。74年退社後、東京大学大学院工学系研究科修了。工学博士。ハーバード大学大学院准教授、併任教授、東京大学大学院新領域創成科学研究科教授を経て、2011年から現職。ハーバード大学公衆衛生大学院環境健康学科時代には複数回ベストティーチャーに選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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izw

10
ハーバード大学大学院、東大大学院で教えた経験、開成中学・高校校長の経験から、大学入学時点で世界一優秀な日本の若者が、なぜそこから伸びないのか、高校生・大学生たちは今後どうすればよいかを論じている。中高・大学で身につけるべき社会で必要なものとして、①独立自活で環境変化に適応できる生活力、②負ける経験で自分自身の発見、③同じ釜の飯を食い切磋琢磨する友人・先輩・後輩からの学び、④自分の目標に必要な学問の体系、⑤PCDAにより論理を構築し新しいことを行う力、を挙げている。日本の大学がそれに対応できないことが問題。2018/07/27

じゅんた

2
自己イメージと現実の差が自分を苦しめる。常にチューニングが大事。ふむふむ。2020/04/24

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