感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぷほは
2
03年の『マッハ!!!!』によるトニー・ジャーの登場時、中高生だった私は何度も見返し、古式ムエタイの構えとあの美しい手足の伸びきったトビヒザゲリを真似していた。ジャッキーやジェット・リーは金ロー、韓国ノワールはチラ見する程度のアクション映画弱者だったが、その後のタイ映画のジージャーの登場、『マッハ参』の惨敗やトニー出家騒ぎなどの流れは一通り横目に。11年の『ザ・レイド』によってインドネシアのシラット武術の登場、低い姿勢からのヒリつく近接格闘の緊張感を味わってからは、またこちらの方にも色気を出し始めている。2017/06/21
柴多知彦@cinema365
2
ブルース・リー、ド兄さん、マックス・チャンらの表紙から香港クンフー映画本と思いきや、香港ノワールや韓国バイオレンス、さらに東南アジア~中東まで含めた文字通りアジアン・アクション映画大全。「過去作の積み重ねに現在が成り立っている」という「映画秘宝」的な教養主義に読み応えあり。香港ショウブラの興亡、香港とは異なる独自の中国アクションの歴史、『シュリ』以前の韓国アクションといった語られることの少ない事象に着目している点に好感。香港映画ファンにはソイ・チェン、ウィルソン・イップ、ベニー・チャンらへの言及が嬉しい。2017/05/01
ロックスターKJ
1
評価:★★★★☆ 4点 まだまだ香港映画には期待したい。2017/08/03
ざじ
1
ドニー・イェンに関するコラムやウィルソン・イップ監督とマックス・チャンのインタビュー目当てで手に取ったけど、韓国映画のバイオレンス表現に関する記述が一際面白かった。『アシュラ』のノワール描写のいじらしさ、分かる……2017/04/21
akios
1
あー、楽しい。「明らかに潜入させるほうが間違っているドニー・イェン」というキャプションで噴いた。そのとおりだね!2017/04/20